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2020/12/01(火) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(110)「ショパンよ母に届け」[解][字]

♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(仙吉)若女将。(桜子)はい。
ちょっと お話が。
何ですか?
実は 味噌蔵から
海軍さんに納める事になっとる→
八丁味噌の四斗樽の2樽が
無くなっとるんですわ。
どうも 夜中に持ち出しとるやつが
おるみたいで…。
そう。
たちの悪い泥棒かもしれませんでね。
今夜 わし 蔵の前で
見張ろう思うんです。
(野木山)うん?
(利雄)野木山さん。
そんな怖い顔せんで下さいよ。
実は 野木山さんと 一度 ゆっくりお話がしたかったんですわ。
はあ… しかし…。
いや~ いつぞやは→
私の帳簿の間違いを
指摘して頂いて 助かりました。
そのお礼と言っちゃなんですが
どうですか?
実は ブランデーが手に入ったんですよ。
ほう。 ほうほう。珍しいなあ。 ブランデーですか?
後で おいでて下さいな。
一杯やりましょう。
いやいや いやいや。


私は いける口じゃないもんで。
♪♪~
まあ 結構! はい 結構です。
(タネ)何をお言いるやら。
いける口だらあ?
え~! ほ… ほうですか?
あ~ すみませんはい はいはい!
野木山さん。 私はね
あんたを 買っとるんですよ。→
あの気の強い 言いたい放題の
女将の下で→
よく「山長」の屋台骨を支えて
やってきた。
いや~。
おおっ!
私なんぞは ただ コマネズミのように
走り回っとるだけで。
ハハハハ。 「実るほど 頭を垂れる
稲穂かな」。 ご謙遜 ご謙遜。
あんたほどの方なら
分かっとられるでしょう。→
はっきり言って
女将さんのやり方は 古い。
昔のままのやり方じゃ この先
商売は 細っていくばっかです。
そのとおりです。
女将さんは 正直言って→
大将が出征してからは どこか
ふぬけたようになってしまわれて。
そいでね お店の将来を見越して→


私らから一つ 提案があるんですけど→
聞いてもらえます?
はあ…。
若女将!
仙吉さん差し入れ 持ってきました。
ありがとうございます。
私も一緒に 見張るわ。
いや ここは わし一人で 十分だで
お帰り下さい。
若女将に
泥棒の番までさせちゃ…。
♪♪~
野木山さん!
野木さん 何だん あんたかん?
お… おう。
(仙吉)近頃 味噌泥棒が出るもんで
見張っとったんだわ。
けど あんた 何で こんな時間に?
いや わしも 味噌泥棒の事は聞いとったで 見回りに来ただわ。
ほっか! 見張っとったのか!?
ほしたら 安心だなん。
わしは 帰るわ。
あいつ 酒の臭いがしとった…。うん。
(磯)あの…。
申し訳ないわねえ。今日は 配給日じゃないですよ。
あの… 若女将は
どこに おりますでしょうか?
若女将?
(磯)はあ。アハッ 桜子さん。
桜子さんなら 奥の部屋で→

うちの太郎に勉強 教えてくれてます。あの…。
(おふみ)あっ! こんにちは。
ああ ちょ… ちょっと。
あの人 誰?
(おふみ)タネさんです。女将さんの妹さんの。
タ タ…。 あ~ おったね
そういえば そういう妹。
でも その人が 何で
あそこに 座っとるの?
女将さん 最近 お疲れで→

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ikatako117

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ikatako117