2020/12/02(水) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(112)「ショパンよ母に届け」[解][字]

♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(キヨシ)大将からの手紙です。
ひどい激戦で
大将は 戦場で重傷を負われ…→
死を覚悟して
これを書いたんです。
♪♪~
(達彦)「桜子へ。 これが君への最後の手紙になると思う。→
死にゆく身に
後悔は ありません。→
僕の音楽への志は
君が 受け継いでくれた。→
君が 音楽を忘れない限り
僕は 君の中に生き続ける。→
そう信じている。→
これからも 前を向いて→
明るく 君らしく
生きていってくれ。→
それが 僕の 最後の願いです。
達彦」。
♪♪~
(仙吉)坊ちゃんが戦死?そりゃ 確かなのかん?
状況から考えて
まず 望みは ないと思います。
ほうか… 坊ちゃんが…。
若女将には さっき伝えました。
いずれ どこからか伝わるなら→
俺が 伝えた方がいいと思ったんで…。
ほうだな…。


何か あった時は 若女将の助けになってもらえませんか?
分かった。
≪(汽笛)
(磯)ああ どうしただん?
桜ちゃん。 明かりもつけんで…。
御飯 まだだらあ? 叔母さんね
これで おかず作るから→
桜ちゃん お味噌汁 作って。
フフフ!→
当分ね ここに泊めてもらうけど
いいね?
どうしただん?
桜ちゃん どうしただん!? うん?
桜ちゃん… これ 誰から!?
(桜子)キヨシ君から。
ほうか…。
叔母さんからの知らせ聞いてから…→
ずっと 自分の気持ちに
歯止め かけとった。
達彦さんが
死んどるかもしれんなんて→
絶対に 考えちゃいかん!
考えんように考えんようにって…。
♪♪~
ほいでも その手紙読んだら→
一生懸命 作っとった歯止めが
壊れちゃったよ。
涙が出てきて 止まらん…。
♪♪~
お店の人にも


どんな顔したらいいか 分からん。
♪♪~
でも… ほいでもまだ 信じきれん。
♪♪~
死んでく人が→
そんな しっかりした字で
そんな格好のいい事 書くのかな?
♪♪~
「悔いがない」なんて 潔すぎるよ。
「明るく生きろ」なんて
勝手すぎるよ!
石にかじりついてでも
生きよう→
生きて帰ってきて
また 私に会おうって→
何で 思ってくれんのだろうか…。
桜ちゃん…。もう 無理しんでいいから…。
ねっ! お店なんか もういい!
休みん。 うん?
叔母さん 一緒にいたげるで。 ね!
休めんよ。ええ?
ほいだって…
お店には 女将さんが おる。
休んだら
変だって思うに決まっとるよ。
桜ちゃん…。
♪♪~
おはようございます!
(おふみ)おはようございます。
(タネ)おはようございます。

おはようございます。
(かね)おはよう 桜子さん!
おはようございます。
あっ ほだ ほだ。 はい。
今日からは あんたが ここに座っとってちょうだい。 ねっ!
どうして? 姉さん!? ここは
私の持ち場と決まっとったじゃ。
もともと ここは
桜子さんが 座っとったんだよ。
この子は 達彦の嫁だでね。→