今から50年前日本中を震撼させた事件が起きました。
昭和を代表する作家 三島由紀夫が→
自衛隊にクーデターを呼びかけたあと→
割腹自殺したのです。
今も 衝撃的な死や過激な言動に関心が寄せられる一方→
三島の小説は
新たな読者を増やし続けています。
一つの広告が引き起こす
ドタバタ劇を描いた 「命売ります」。
5年前から突然売れ始め
今月 30万部を突破しました。
インターネット上には 「不思議なほど
現在の日本人につながる」→
「現代社会に悩む学生にオススメ」
といった感想が並びます。
なぜ 三島の小説は
時を超え 若者を引き付けるのか。
生前を知る人の話から浮かび上がる
三島の実像。
それは 「若者と真摯に向き合う姿」でした。
国立劇場で40年 歌舞伎一筋に生きてきた…
歌舞伎も手がけていた三島と出会い→
20代の頃かけられたひと言で人生が大きく変わったといいます。
三島と若者との対話。
注目を集めたのが1969年の東大全共闘との討論会です。
当時 日本では
安保闘争やベトナム反戦運動を機に→
若者の熱が 社会を揺り動かしていました。
討論会には 1,000人以上の学生が詰めかけ異様な緊張感があったといいます。
東大全共闘とは
対極の思想を持っていた三島。
しかし 討論会では 社会と向き合う
若者への共感を示しました。
三島の最後のひと言は
今も木村さんの胸に残っています。
(木村)最後の言葉の…
若者と向き合い続けた三島由紀夫。
「青年論」と題した評論では
こう述べています。
若者に対する真摯な思いが→
今なお 三島が読み続けられる理由の一つかもしれません。
2020/11/29(日) 06:45〜06:50
NHK総合1・東京
Nスペ5min.「三島由紀夫 50年目の“青年論”」[字]
NHKスペシャルの魅力を5分間に凝縮した「Nスペ5min.」。今回は『三島由紀夫 50年目の“青年論”』のダイジェストをご紹介する。
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番組内容
NHKスペシャルの魅力を5分間に凝縮した「Nスペ5min.」。今回は『三島由紀夫 50年目の“青年論”』のダイジェストをご紹介する。
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