使われている→
グレービーボートと呼ばれる洋食器。
ソースやドレッシングを入れる器です。
明治時代
洋食とともに日本に持ち込まれ→
いつしか
カレーに使われるようになりました。
昭和40年代には→
カレールーのパッケージにも登場し→
認知度は全国へ。
魔法のランプのような形が異国情緒を誘います。
♪♪~
イギリス流なら レードルと呼ばれるオタマですくいますが…。
そこは 日本の洋食。
豪快な一気がけも。
ごはんにかける場合は
まあ 全部かける場合は→
こうやって このまま こう
流すような感じになりますね。
あとは お肉だったら
お肉を取ってもいいですし→
ソースとお肉だったりを1杯取って→
こう…ごはんにかけてもいいですし。
この2点が
大体 主流にはなるんですけど→
その まあ 好きなように→
お客さんの好きなように食べてもらえるのが…。
もちろん ごはん… ここに直接
ごはんつけても構わないですし。
(取材者)そんな人います?
います。
ちょっと それは
僕も驚きでしたけど。
洋食と器が誘う異国への旅。
自由な発想が洋食の世界を広げてきました。
よし これをね… ヘヘッ。
どうです?なかなか いい感じでしょ?
すご~い! 本格的!
子どもの頃家族と行った洋食屋さん→
あ~ 思い出すな~。
すてきな洋館。とっても親しみやすいんですよ。
東京・神田のオフィス街に店を構える
洋食屋さん。
お客さんの多くが注文する
人気のランチメニューとは?
私は エビフライです。
大きいのと サクサク感ですかね。
今日は わざわざ 神戸から
エビフライ目当てで来ました。
こちらが 評判の…
ただ おいしいだけではありません。
まっすぐに伸びた尻尾が
天を指しています。
この姿が ファンを引きつけます。
大きめのエビです。
えっ 冷凍エビ?
実は あえて そうしているんです。
ちょっと ぜいたくな
プチぜいたくな感じという事で→
冷凍のエビで安くね
原価も抑えられますし。
そういうのを…
…かなと思いますね。
「安いからこそ 手間をかける」と
七條さん。
エビの腹に切り込みを入れ
伸ばします。
こうする事で 丸まらず
まっすぐに揚がるのだとか。
衣をつける時にも 一工夫。
普通は 一度のところあえて 二度づけしていきます。
一度づけだと やっぱり→
まだ エビの曲がる力の方が強いですから。
これで
もう一回つける事によって→
エビが より まっすぐに
きれいに揚がります。
ほんと!
まっすぐに揚がっていますね!
そして クライマックスは盛りつけ。
その中でより豪華に見えるように。
意識してるのは…
エビの尻尾を頂点とした美しい二等辺三角形の出来上がり。
今日 2つ目の壺は→
「洋食という名のオリジナル」。
デパートの大食堂。
和洋中いろんな味が楽しめます。
やって来たのは お子さまランチ。
(女性)うわ~ すごいじゃん。おいしそう。→
いいよ 食べて。 どうぞ。
え~!
機関車のお皿に 子どもの大好物。
洋食のオールスターです。
(女性)お山の形だね 富士山だ。→
お~ おおっ…。
日本最初のお子さまランチは→
昭和の初めに このデパートで誕生したといわれています。
明治37年
日本初のデパートとして開業。
3年後には