2020/12/03(木) 11:00〜11:30 美の壺・選「みんな大好き 日本の洋食」[字]


大食堂も開設されました。
創業当初から デパートは→
家族連れで楽しめる場所を目指しました。
おもちゃ売り場や

屋上遊園地。
さながら
子どものワンダーランドでした。
そこで登場したのが お子さまランチ。
サンドイッチ ハム ケチャップライス→
コロッケ スパゲッティ。


金平糖までついたとてもハイカラなメニューでした。
その当時は 御子様洋食と
呼んでいたんですけれども→
昭和5年ごろに
その時の食堂部の主任が→
その時の食器売りが持ってきた
食器を見て→
それが
すごく かわいらしかったので→
その食器を使って
お子さまに夢のある食事を→
提供できないかという事で
考案されました。
やっぱり
その時代といいますと→
昭和4年ごろにあった
昭和恐慌が始まって→
世界が すごく暗かった時期で
ございます。→
その中でも
せめて お子さまだけには→
笑顔でいて頂きたいという
気持ちがあったようで→
そういったところから
御子様洋食というものが→
誕生しました。
山をかたどったケチャップライスの頂には旗ようじ。
登山好きだった食堂部主任の→
山の頂上には旗が付き物というアイデアで→
お子さまランチのシンボルになりました。

ちびっ子たちに喜んでもらおうと→
お子さまランチは
今も進化し続けています。
大阪のデパートでは
電車のケースに入った お子さまランチ。
上野動物園のすぐ近く。
こちらの老舗では今が旬のお子さまランチが。
お待たせ致しました。
パンダです。
パンダ!
「頂きます」。頂きます。
頂きます!
シャンシャン誕生記念パンダのお子さまランチ。
お子さまランチには→
子どもへの愛と遊び心があふれています。
♪♪~(ハミング「きょうの料理」)
自慢のメニューは ビーフシチュー。
見て下さい。
冷蔵庫に残っていた有り合わせで作りました。
へえ 楽しみですね。
(電子音)おっ。
ああ~。
パンで食べる洋食もおいしいけど僕は 断然 ライス派。
あ~ ふっくらとして…
いい匂い。
稲刈りを終えた福井の田んぼ。
コシヒカリを生み出した米どころです。
自慢の米を使った
洋食があるといいます。
ソースカツ丼。

福井でカツ丼といえば これ。
創業者が
ドイツで習ったカツレツをヒントに→
秘伝のウスターソースにつけて
丼物に仕立てました。
カツの肉汁とソースのうまみが
絡み合う一品。
ごはんにも
なみなみならぬ こだわりが。
私どもの洋食は まず…
…と思うんです。
おいしいソースカツ丼には→
ソースと調和する お米が不可欠でした。
頼ったのは 地元で米屋をしている
谷本玲子さん。
ソースに合う米をブレンドするため
試行錯誤を続けました。
やはり 粘りがあり過ぎても→
ソースを落とした時に もうねっちりねっちりとなりますし→
やはり コシヒカリのうまみが
やっぱり 出ないと→
どうしても 私どもでは
納得いきませんでした。
谷本さんは コシヒカリをベースに→
うまみ 硬さ 粘りなどが異なる→
4種類の米を→
ブレンドする事にしました。
品種の違う米をブレンドしながら
精米していきます。
その年の作柄や季節によっても