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草刈さん どうしたんですか?
その格好。
いやね この家をね
レストランにしようと思いましてね。
名付けて 「洋食 草刈亭」。
えっ 草刈亭?
もちろん オーナーシェフは 僕自身です。
大丈夫ですか?
お任せあれ。
親子3人で切り盛りしている町の洋食屋さん。
確かな腕と家庭的な雰囲気が
愛される お店です。
その味を求めて
また一人 常連さんが。
こんばんは。
お待ち遠さまです。はい ありがとうございます。
かの有名な
大ヒット料理番組を手がけた食通。
世界中の料理を食べ尽くしてきた
小山さん。
イチオシの洋食屋さんが こちら。
このハンバーグのすばらしいところは→
やっぱり 肉の
そのものの おいしさを→
後ろから
こう 押し上げるような…
で そこに
ごはんを追いかけさせる。
ごはん こっちに…
西洋料理のエッセンスを和の美意識で見事に変身。
今日は 誰もが大好きな洋食を
ご紹介します。
横浜の老舗ホテルの人気メニュー…
もっちり太麺に たっぷりの具材。
ナポリではなく
横浜生まれの洋食です。
きっかけは
第2次世界大戦後すぐの事。
このホテルは
進駐軍に接収されました。
アメリカ兵は よく 軍の保存食のパスタを
ケチャップであえて食べていました。
それにヒントを得た ホテルの料理長が
トマトソースに具材を加えて→
一品料理に仕上げたのが
始まりでした。
ホテルのナポリタンを受け継ぎ
広めたのが→
同じ横浜にある こちらのお店。
オープンは 戦後すぐ。
「安く」「おいしく」「腹いっぱい」を
目指しました。
戦前は フランス料理を学びましたが
戦後は アメリカ風に方向転換。
その代表が ケチャップ味のナポリタン。
日本では珍しかったステンレスの皿で出しました。
進駐軍の暮らしを通して
かいま見た→
豊かで強いアメリカ。
石橋さんにとってピカピカに輝く ステンレスの食器は→
その象徴でした。
戦争に勝つ国はすばらしい文化だ。
食生活も すばらしいんだ。
これからは じゃあ そのすばらしい文化になるためには…
そんな
思いだったんじゃないかなと。
「ステンレスは陶器の10倍の値段だけど
10倍 長もちするんだ」と→
家族を説得。
特注の皿には→
「米国風洋食」の文字を刻みました。
アメリカへの憧れが詰まったステンレスの器。
豊吉さんの言葉どおり
70年以上たった今も現役です。
今日 1つ目の壺は→
「器が誘う異国の情景」。
神田神保町は
言わずと知れた本の街。
実は
カレーの激戦区としても有名です。
本をあさるのに忙しい人たちが
さっと食べられるからという説も。
こちらは 古本屋の前に→
なぜか カレー屋の看板。
本棚の向こうには
何やら人だかりが。
神保町でも 一二を争う
人気の老舗。
こちらが そのカレーです。
フランス料理のブラウンソースを応用。
赤ワインや乳製品も
ふんだんに使った→
まろやかでコクのあるカレーです。
そして カレーといえば この器。
この不思議な形は
一体 どこから?
もともとは イギリスの上流階級などで