周辺の地域も含めて
もっと医療体制を早めに
すぐ対応を整えないと
かなり厳しい結果が
出てくるんじゃないかと思います。
羽鳥≫それが知事の言う
医療非常事態宣言ということに
なると思います。
国が出すのは緊急事態宣言です。
大阪モデルの赤信号とは
若干違いがあるということで。
まず国が出す緊急事態宣言には
2つの要件があります。
国民の生命や健康に重大な被害を
与える恐れがあること。
全国的かつ急速なまん延で
国民生活と経済に
甚大な影響を及ぼす
恐れがあること。
こうなった場合は総理大臣が
区域、期間を指定して緊急事態宣言を
出すという。そして
指定された区域の都道府県知事が
要請、あるいは指示を出します。
住民への不要不急の外出自粛要請。
学校や映画館
人が集まる場所の使用制限。
これが、大阪独自の赤信号と
緊急事態宣言の違うところは
緊急事態宣言になると
この要請に法的根拠ができ
この使用制限、従わない場合に
指示ができるということですが
大阪の実感として茂松さん
緊急事態宣言については
どうお考えですか。
茂松≫今の状況を見ますとここまで医療体制が
ひっ迫してきたということが
かつて、ないということで
やはり、ここはいったん止めて
そこから経済を
また考えていくということで
ベースラインを
とにかく落として
感染者をできるだけゼロに近い
状況に持っていくことが
今、必要ではないかと思います。羽鳥≫松本先生、大阪は
これから恐らく大阪以外の
日本の各都道府県にも
通じるところがある
状況なのかなと思いますが。
松本≫ただ、緊急事態宣言を
出されても基本的には
日本の場合はそこまでの強制力は
ありませんので
一番重要なのは、多くの人たちが
それを、どう受け止めて
どう行動に反映していくかだと
思います。
すでに大阪もかなり
人出が減ってきているという
状況にもありますので
それがうまくみんなに痛感されるような形で
確かに人が
減ったというところまでくれば
感染者数は減る方向に
向かうかもしれませんけど
一方では、あまり身近に
感じないという人たちが
まだまだいるのであれば
それは、それほど変わらないかもしれませんし。
本当に大阪の人たちだけでは
ありませんけど
行動がどうやって
抑制がかかるかというのが
やっぱり重要な
ポイントだと思います。
羽鳥≫VTRでも
いろんな人にインタビューをして
そんなに実感がないわという
聞いたその方が
悪いんじゃなくて
そういう意識の人って
多くいらっしゃると思いますが
ただ、大阪を見てみると緊急事態宣言が
出てもおかしくないなという
状況に入っちゃってる。
玉川≫一般の人が
実感する状況になるって
100人のうち
5人とか10人とかが
身近で感染する状況ですよね。
それって10%ですからね。
感染率が。今まで多くても
国民の中で1%ぐらいしか
感染していないという中
その10倍となると
医療は全然もたないんです。
実感で感じるようになっちゃったら、医療はもう
破綻しているということだと