2020/12/04(金) 08:00〜09:55 羽鳥慎一モーニングショー[字]


先行事例にもなるということだと思います。
松本≫大阪だけが
特殊だということはありません。
ただ、確かに
最初の立ち上がり方が
結構、高齢者の感染者も多くて
重症者も出やすかったことはあると思いますけど
ほかの地域が全然違うかというと
それはありませんのでそれを考えると
恐らく、地方で


私が心配するのは
地方になりますと
中核病院というのが
かなり限定されてしまいます。
そういったところに感染者が集中して
それでまた院内感染などを
起こしてしまいますと
病院全体の機能が
もう低下することになるので
そういう意味では
これから地方で
そういった病院に
集中するようなことが
起こらないように
とにかく感染者を抑えるのが大事だと思います。
羽鳥≫そして、大阪の人手不足が
大変深刻だということで
大阪には全国で初の

コロナ専門病院があります。
大阪市立十三市民病院
というところで
ここには中等症の病床が
90床あって
病院全部で
コロナを診ているんですが
7月からは
いったん収まったということで一部、一般診療も
また再開しております。
ただ、まだ多くはコロナだと。
ここの病院

4月の緊急事態宣言の時に
大阪の松井市長が
医療崩壊をさせないために
最後のとりで
その病院が十三市民病院だと
話をしました。
ここで、今、深刻な人手不足が
起こっている。
なんと、10月までに
お医者さん4人
看護師さん14人など
25人が退職していると。
理由があります。これを聞くと
なるほどと思います。
まずはコロナ対応へのリスクと不安。
そして、専門分野の患者を
診ることができない。
ここはもともと
18の診療科があった
総合病院なんですけども
コロナ専門病院になった時に
専門の科じゃない方
看護師の方も
コロナ対応をしています。
例えば、産科の看護師の方
分娩に立ち会えなくなった。
私は産科に希望して
看護師さんになったのに
という中で
一生懸命働いている方で

どうなんだろうという思いもあって、25人の方が
今、退職をされている。
プラス、この病院は非常に特殊で
入院患者のおよそ半数が80代。
食事や排泄で介助が必要。これが更に
看護師不足に
拍車をかけていると。
治療だけじゃなく
日常生活で介助が必要な方が
多いということです。
こういったこともあって茂松先生、ここは本当に
大事な病院ですが
残念ながらというか
退職者が続出しているのが
現状であると。
茂松≫この専門病院を
作られたというのは
本当、松井市長の英断で
なかなかできない
専門病院にしていただいて
非常にありがたかったです。
その中で、コロナに対応してると
それだけ仕事が多くなることから
看護師さんが
自分の感染リスクを怖がったり
それで家族に
持ち込まないかということと
医師とか看護師にとっても
自分の専門分野を
とにかく勉強したい