来週からイギリスでワクチン接種開始。
ワクチンの保管
接種の問題点とは?
ポイント1、日本にも
供給予定のワクチンです。
イギリスで
スピード承認されたわけ。
ポイント2、マイナス70度での
保管に大きな壁。
接種方法でも課題山積み。
松本先生、来週からイギリスで接種が始まる
ワクチンは
日本も供給予定のものです。
どういうところに
注目すべきでしょうか?
松本≫まずは去年の12月に
新しく生まれた感染症なんですよね。
それが1年経って
このタイミングで
ワクチンができて
打てるようになるというスピードは
本当に今までから考えると
考えられないくらい速いです。
ある程度のデータはあります。
なので、そういう意味ではいきなりリスクがあるのを
皆さんに打ちましょう
ということではないんですが
まだ、分からない部分もあるので
本当の意味で、みんなが安心して受けられるワクチンかどうかは
実際のところ
まだ分かりません。
そういう意味ではイギリスの
ワクチン接種がある程度の規模でやられるとすると
これ、ちょっと言葉は
悪いかもしれませんが
ある意味、イギリスでのデータが
結果として
反映される
副反応とか、そういった安全性を
評価する1つの指標になるので
それを踏まえて
日本も考えていいんじゃないかと
思います。
大下≫では、イギリスの
接種スケジュールを
見ていきます。
佐々木≫イギリス政府、2日アメリカ、ファイザー社と
ドイツのビオンテック社が
共同開発したワクチンを
承認しました。
新型コロナのワクチンが
欧米で初めて
承認されたということです。
このワクチンは
今後、日本のほか
アメリカ、オーストラリア
カナダなどでも
供給される予定になっています。
イギリスメディアによると数日中に40万人分が
到着する見通しである。
そして、来週前半から接種を開始する予定だということです。
また、ファイザー社によりますと
イギリスへ来年までに
2000万人分のワクチンを
供給するということなんですね。
イギリスの人口は
およそ6700万人ですから
全ての人にファイザー社のものが
行き渡るわけではないんですが
イギリスのアストラゼネカ社の
ワクチンも
導入して対応する
予定ということです。
では、イギリスの人たちは
どういった優先順位がつけられているのか。
まず、一番優先度が高いのが
高齢者施設の入居者
介護職員。
2番目が80歳以上や
医療従事者で
3番目が75歳以上
4番目、70歳以上と
高リスクの健康問題を
抱えている人と
続いていきまして
50代までの人は来年の春までに
接種可能となっているようです。
大下≫イギリスの優先順位は
いかがでしょうか?
松本≫皆さん、多分見られて
高齢者施設の入居者
介護職員が一番トップなの?と
ちょっと違和感を覚えられたかもしれませんけど
イギリスの感染が拡大して
どなたが一番亡くなられたか
考えると、実は
施設に入居しておられる方が
相当な数
亡くなられているんです。
もちろん、年齢が高かったことも