あると思いますので
どこまで迅速に
事務手続きを進めて
早めにやるかは
あるかと思いますけど
とにかく、あいまいな部分で
通すことはないと思います。
大下≫中野さん
イギリスのスピード承認は
どのように見ていますか?
中野≫喫緊の課題でありますからスピーディーであること
それ自体は
評価していいことだと思いますが
やっぱり、サイドエフェクトが
怖いですよね。
副反応はやっぱり怖いですよね。
現段階でこのワクチンを信用できない人が3割いるのは
そうだろうなと
思いますけれども。
ちょっと自分が
接種するかどうかといわれると
様子見かなと言いたくなる
気持ちも分からなくないです。
柳澤≫EUにある
同じような承認機関というのも
ローリング・レビューを
やっていたんですけど
開始時期は
イギリスよりも早かった。
いろんな資料を見ているんだけど
EUとしてはまだ判断を下していないのに
なぜイギリスは
そんな短期間で出せたのかなって。
EUとの間で
齟齬が生じているんですよね。
大下≫ブリグジットの
余韻ですかね。
アメリカよりもイギリスのほうが
速いという。
デーブ≫ジョンソン首相も
重症化したこともありますし
ブレグジットの
影響もあって
その国が早くも
目立ちたいというか
いいことをしたいというか
いい意味を含めてですが。
ワクチンの開発は
新しい技術でやっているから
何も無理やり急いで
作ったわけではなく
本来と比べて
別な技術を使っていますよね。
だから早くできたという
安心材料もあると思うんですが
アメリカは一番
半信半疑が多いので
オバマ前大統領が
自分が実験台として
動画配信しながら打ってもいいと
言っているぐらいですので。
大下≫歴代大統領もですね。
そして、マイナス70度での保管というところを
見ていきます。
佐々木≫やはり保管が
とても難しい
ということだそうです。
ファイザーによりますと
ファイザー製ワクチンの
有効性は95%。
保管がマイナス70度で6か月間、有効だと。
そして解凍後の使用期限ですが
2度から8度の冷蔵庫で
保管した場合で
5日程度ということなんです。
やはりポイントは
マイナス70度というところ。
一般的な
インフルエンザワクチンは
保管は
10度以下ということです。
クリニックなどの冷蔵庫などでも
可能。
圧倒的に
保管のしやすさがあるという。
ただ、こちらはマイナス70度
という違いがあるんです。
大下≫先生、なぜこれほど
超低温保管をしなければならないんでしょうか。
松本≫このタイプのワクチンは
いわゆるメッセンジャーRNAという
タイプのワクチンでして
遺伝子のワクチンであるんです。
DNAとRNAと
いろいろありますけど。
RNAはもともと
結構不安定なんですね。
すなわち、室温が高いと
結構、簡単に変化が起こりやすいので
そうすると