2020/12/04(金) 10:25〜13:00 大下容子ワイド!スクランブル[字]


質を保ちながら保管するには
相当温度を下げないといけない。
それが、いわゆるマイナス70度と。
温度を上げてしまえば短期間で
変わってしまうということです。
そうすると
当然、効果が下がりますので
やはり、品質を保つには
マイナス70度での保管が
必要ということです。


大下≫マイナス70度より上がってしまうと
副反応というよりも、効果が
減じられてしまうということですか。
松本≫いきなり副反応が
高くなるということでなく
むしろ効果が
確実に下がってくるだろうと。
それを防ぐために
温度管理が重要ということです。
大下≫輸送時も
超低温でなければならないため
さまざまな課題があるようです。
番組ではマイナス70度の冷凍庫を製造している
企業を取材しました。
≫マイナス70度を維持しワクチンを輸送するため
エールフランス航空は
低温のまま
飛行機に載せて輸送が可能な
専用コンテナを作った。
コンテナには
マイナス80度の状態を
100時間
保てるものもあるという。
≫貨物機1機で
120万回分のワクチンの運搬が
可能だという。
また、アラブのエミレーツ航空の貨物部門は
ドバイに
ワクチン専用の流通拠点を
設置すると発表した。


各国から送られた
ワクチンを集め
低温で保管。
ここから世界中への輸送を
可能にするという。
日本での新型コロナワクチンの
保管方法について、政府は…。
≫マイナス70度の冷凍庫とは
どのようなものなのか。
神奈川県にある
業務用超低温冷凍庫の
メーカーを訪ねた。
≫まずは超低温の世界を体験してみた。
菅原≫体が縮こまるような
寒さです。
寒い、寒い…。
≫超低温を維持する医療用の冷凍庫がこれだ。
≫今、病院や自治体からの
問い合わせが増えており
先月だけで、販売台数は
例年の2倍となる
30台を超えた。
先月末に、政府関係者からも代理店を通じ
問い合わせがあったという。
佐々木≫ワクチンをマイナス70度で保管して
運ばなければならない。
どれだけ大変かということですが
イギリスはどう対応するのか
見ていきます。
イギリスはプールスという

ベルギーにある
ファイザーの製造工場から
運んでくるということになります。
では、その保管に使う
特殊な保管庫なんですが
断面図にしました。
外側は段ボールになっているということです。
その中に箱が入っているという
イメージなんですね。
特殊なドライアイスで
徹底的に冷やせるという状態の中
ワクチンを入れると。
保管庫1つに1000回から5000回分の
ワクチンを保管することが
できるということなんです。
この保管庫をベルギーから
イギリスに飛行機で
輸送をしていく
ということなんですが
そのあと、トラックで
運ぶことになります。
このトラックも
非常にすごいものです。
GPS装置と
サーモセンサー温度が分かるようなものを
装備しておりまして
常にマイナス70度を保てるように。
それをちゃんとやる
ということなんです。
実際、日本では