ヘヘヘヘヘ…また来ちゃった 奈良の尼寺。
収穫の秋。 山のお寺には
きっと おいしいものが…。
んっ？ あの愛らしいお姿は…
あっ ご住職！
（密榮）こんにちは～！
あ～ こんにちは！まさか 山の下で お会いするとは。
お久しぶりで～す。
お世話になります。は～い。
かわいい帽子ですね。 フフッ。
はい いっぺんに寒くなりました。
４０分の山道
歩いて下りてきたんですね！
今日はね 今からね→
村の 堂上さんの潤子さんとこへねあの… 里芋 もらい行くの。
お～ 里芋！
今が旬ですね。 おいしそう。
一緒に行きます？
行きます！ お願いしま～す。は～い！
ここ 潤子さん所のおうち。
この大きなおうちが。
お庭 全部。
これ 全部潤子さんが手入れするの。
こんにちは～！
≪（潤子）は～い！
潤子さん お芋 もらい来たわ。
あっ はいはい。いつも ありがとう！
ううん。 ちょっと待ってね。
は～い。
わあ～ すごい。 おっきな お芋！
（潤子）これ。
こんにちは～。
…って おしゃべりに夢中だな。
すごい すごい！
え～？
お～ 立派な里芋。
潤子さんが作ったんですか？
いや この小ちゃいのは私…。
ハハハハ ハハハハ！下手やから。
大きいのは ちょっと
お友達から頂いた。
ふ～ん。
ハハハ…。
そんな見てもらうほど
恥ずかしいわ。 ハハハ！
大丈夫 大丈夫！
そう？ハハハハハハハ…。
かなり重たいわ。
よっこらしょの どっこいしょ。
大丈夫？
えっ ５キロぐらい あるかな？
力持ちですね！
ありがとう！ほな また登っていくから。
うん 待ってるわ！
ごめん ごめん。楽しみに！は～い！
あんこ たくさん炊いてきてね～。
あっ もう帰るの？本当に 里芋もらうだけなんだ。
おいしいあんこ 炊いてきてよ～。
うん 炊いていく 炊いていく。
あ～あ…
あんこまで おねだりしちゃった。
あっ 潤子さん お邪魔しました！
（潤子）さいなら～。
大収穫ですね。
やっぱ 山道 きついな～。
でも ご住職と一緒だと
気持ちよく歩けちゃう。
ああ… 本当。
でも 今日 天気よくてよかったわ。
ですね～ 本当に！
山歩きは 最高やね。
はあ…。
だあ～… やっぱり つらい！
この階段の先に→
ご住職と副住職お手伝いの まっちゃんがいる。
お寺の料理は 飛びっ切りだぞ！
そう前に食べた味が忘れられない。
あ～あ…。
一段一段おいしいものに近づいてるんだ。
里芋のため そして まだ見ぬ
秋の味覚のため…。
だあ…。
ああっ あ～ 着きました～！
ああ～ 観音様。
また お邪魔します。
ああ それにしても…
何か におうな。
≪ああ こんにちは！
んっ？ どこから 声が…。
≪いや～ ようこそ お参りです。
おっ この澄んだ高い声は…。
（慈瞳）久しぶりですね。
あっ 慈瞳さん！こんにちは お世話になりま～す。
いや～ よう おいでです。
（まっちゃん）こんにちは～！
んっ？ あ～ まっちゃんも。
何してるんですか？
今ね…。
（２人）銀杏 拾ってる。
あ～ 銀杏！