2020/12/06(日) 03:29〜03:56 かんさい熱視線「緊急報告 “第3波” 最前線でいま何が?」[字]
新型コロナウイルスの対策本部会議で→
重症患者の急増で 府内の医療体制が
ひっ迫しているとして→
独自に設けた大阪モデルで
非常事態を示す→
赤信号を点灯させることを決めました。
また すべての府民に対し 今月15日まで→
できる限り 不要不急の外出を控えるよう
呼びかけることを決めました。
では ここからは
コロナ患者の受け入れ病院の一つ→
済生会中津病院 感染管理室長
安井良則さんと→
中継をつないでお伝えします。
安井さん お忙しいところ→
よろしくお願いいたします。
はい よろしくお願いします。
安井さんの勤める病院での
医療現場の状況っていうのは→
実際 どういう状況でしょうか。
はい。 あの… 東京と大阪と比べてみると公表されてるデータでは→
最近は 大阪では 結局 入院できずに
結局 自宅におられる方の数が→
東京より ずっと多くなってきてるな
という印象があるんですけれども→
また 実際 うちの病院に 大阪府の
入院フォローアップセンターから→
入院の依頼が 毎日ありますけれども→
その大半が 80代後半から90歳代の医療介護の方々が→
ほとんどになってきています。
60代 70代の方々は重篤な合併症とか→
あるいは 呼吸自体が悪くならないと
入院できない状況になっていて→
これは 第1波や第2波の時とは→
もう全然違う状況になってきているなというふうに→
我々も感じています。
転院させることができるかどうかという心配も生じていますでしょうか。
そうですね。 我々の病院は 11月下旬から
一部 重症の患者も→
大阪府の要請により
受け入れを始めました。
ただ 重症のベッドというのも
あっという間に埋まってしまいました。
本来 重症化する可能性の高い
患者さんっていうのは→
前もって治療して 重症化を
回避しないといけないんですけども→
先ほど言ったことで
そういった年齢層の方々が→
なかなか入院できずに 入院した時には→
かなり悪い状態になっておられますんで→
ますます 重症者の方が増えてしまって
ますます 定員とか そういったことが→
難しくなってきてるんではないかな
というふうに思います。
こちら 大阪府の医療機関のうち
新型コロナの患者を受け入れている→
重症の病床が足りなくなっている
ひっ迫しているという状況ですけれども→
大阪府も動いていまして
こちら 今月15日から→
重症患者専用の医療施設
大阪コロナ重症センターを→
運用する予定です。
当初 開設は30床。
ただ ここでも
人材不足がありまして→
「人材確保のため
あらゆる手段・努力をする」と→
先日
吉村知事は話しています。
大阪府は どう人材を確保していくのか
聞いていきます。
12月1日に要請したということです。
安井さん 安井さんの病院では 看護師不足どのように対応されてますか。
はい まあ あの… 感染対策のレベルが
しっかりしてる看護師さんっていうのは→
なかなか貴重ですんで
当院でも 本当に そういった人は→
なかなかいないんですけども。
今年の8月に新型コロナウイルスの専門病棟というのを開設しました。
開設するにあたっては
ほかの病棟や部署を閉じて→
そこにいた… そこで働いてくれてた
看護師さんたちを→
その専門病棟に
振り向けざるをえませんでした。
また 11月下旬から 先ほど言った
重症者を受け入れていますけれども→
そのためにも 受け入れる側の病棟の
入院ベッドをかなり減らしています。
そうしないと 看護師さんが そこに
振り向けられないという現状があります。
医療スタッフの皆さんの
心のケアも含めて ご負担→
間近で
どのように感じていらっしゃいますか。
はい。 当院でも こういった病棟とか→
関連部署に勤務してくれてる看護師さんは若い女性が多いんですけれども→
彼女たちの親御さんは→