自分の娘が新型コロナの関連の病棟に勤務してることで→
かなり心配されてるという話は
よく聞きます。
また 家族と一緒に暮らしている
男性スタッフでは→
万が一 自分が感染して
家族にうつしてしまわないように→
既に1人暮らしを始めてる人もいる
というふうに聞いています。
なかなか大変な状況が
終わりの見えない中で→
続いていってるなというふうに感じながら
日々やっております。
安井先生には このあともお話を伺います。
受け入れ病院でひっ迫する医療体制ですけれども→
取材を進めますと こちら→
検査のみを行っているいわゆる 一般病院でも→
影響が深刻化していることが
分かってきました。
大阪市内にある
民間の総合病院です。
この病院には
感染症の専門医がいないため→
新型コロナの検査のみ
行っています。
陽性が確認された場合は 必要に応じて→
患者をほかの病院に受け入れてもらっています。
診療現場の責任者
医師の城戸哲夫さんです。
今 城戸さんが懸念しているのは
コロナ患者の受け入れ先が→
以前より
見つかりにくくなっていることです。
先週 80代の女性が
コロナに感染していることが判明。
38度の高熱に加え
認知症のため 介助も必要でした。
入院が必要と判断した病院は→
この日 保健所に 受け入れ先について問い合わせました。
はい 失礼します。
すぐに受け入れ先は見つからず→
患者が暮らす高齢者施設で
待機してもらうしかありませんでした。
患者の介助を行うのは
医療資格のない介護職員。
病院は 施設に看護師を派遣しました。
施設では 集団感染を防ぐため→
患者を隔離するなどの対応を
とりましたが→
その努力にも限界があるといいます。
患者の受け入れ先が見つかったのは陽性と分かってから1週間後でした。
今後 自分たちの病院で コロナ患者を
受け入れざるをえない事態が→
起きるのではないかと
城戸さんは危惧しています。
更に今
城戸さんの頭を悩ませているのは→
一般患者の医療にも
影響が出始めていることです。
先月 大腿骨骨折の手術を行った70代女性。
手術後 突然 呼吸困難に陥り→
人工呼吸器のあるICUに
搬送しなければならなくなりました。
しかし 市内の病院 10か所に
受け入れを断られるという→
異例の事態に直面。
断った病院の多くは コロナ患者でベッドが埋まっていたと→
城戸さんは言います。
今後 一刻を争う救急患者が出てきた場合その命を救うことができるのか。
現場では 緊迫した日々が続いています。
はい。 安井先生 一般病院への影響をどう見ていますか。
そうですね あの… 我々のところでも→
心筋梗塞の方とか 脳梗塞の方をふだん診ておりますし→
そういった方々の… 受け入れるのも
制限せざるをえない状況が→
出てくるのではないかというふうに
危惧をしております。
あの… 我々としては
3月から診ておりますけれども→
私のとこの病院も 別に 感染症の専門医が
いるわけではありません。
そういった病院でも コロナの患者さん
受け入れて 診ておりますので→
大阪の病院もね もう少し
診てくれるところが→
増えてくれたらなあというふうにも
思っております。
大阪府は この医療体制を
今後 守っていくために→
何が必要だと考えているのか。
大阪府に改めて聞いています。
今の府の話 そして 先ほど
安井先生のお話にもありましたけれども→
受け入れ病院を増やすというのは
どういうことか→
こちらで説明していきましょう。
大阪府内にはおよそ500の医療機関があります。
新型コロナの患者を受け入れている病院
っていうのは→
現在 およそ70なんですね。