すかと、
国会では知らなかった、ないとおっ
しゃってたんですけど、
あそこまでおっしゃっていて、本当
に知らなかったんですかと
いうことまで考えると
検察は安倍さんの関与をもう少し調べるべきじゃないか
ということは申し上げたい。
もう１つ、これは刑事責任ですけれども、
政治責任というのはもっと大きな
範囲から問われてくるわけです、
当然ながら。
まず１つは全体像です。確かに８００万の寄付は公選法で
刑事責任は問えないかもしれない
けど、
公費で行われた公的行事である桜
を見る会に大挙、
地元の支援者たちを招待して、
さらには前夜祭とセットにして
ツアーみたいにして、地元の
有権者たちを
ある種、僕から言えば供応したので
は
ないかということになってくると、
公選法には問えないかもしれないけど、全体としては
有権者に対する寄付行為、公費を使
った買収行為だと
見られてもしかたのないところは
ある。
これを有権者たる我々がどう判断
するのかという
政治責任の問題、それからもう一つ
もっと重要なのは
国会での虚偽答弁ですね、国会での
うそ。
これ安倍さんがおっしゃるように、
秘書がやっていて
安倍さん知らなかったとしても
結果として、国会で時の首相が何度も何度も
うそを、虚偽答弁をしたという事実
は消えないんですね。
一部の報道だと、３３回ぐらいこの
件で虚偽答弁があったとも言われ
ています。
中学校の教科書でも習いますけれど、
日本の議会制民主主義というのは、
立法と行政と司法という
三権が分立して相互にチェックを
し合うということによって
民主主義を成り立たせているんで
すけれども、
行政府の長たる首相が
国権の最高機関たる国会の立法府に対して
立法府から説明を求められて、虚偽
の答弁を繰り返していた
ということになると
ある意味、議会制民主主義の根幹が崩れていくことになりかねない。
だから非常に重大な政治責任が
ある。
となってくると、今、野党が求めて
いるような証人喚問なのか、
あるいは参考人招致なのか、
あるいはメディアが会見を求めて
きちんと説明させるというのもそ
うなんですけれども、
安倍さんは刑事責任ももちろん
ですけれども、
政治責任としてきちんと、なぜ結果
的に
うその答弁をすることになってし
まったのか
事実はどうなのかということを
きちんと説明をされて、場合によっては謝罪をされて
責任を取られるということを
しないと、
今後の日本の議会制民主主義の根
幹の部分に
禍根を残しかねないということは
僕らが考えておかなきゃいけない
ところかなとは思います。
田中≫今の話に出てくる点含めてですけれども、
最近の金銭にまつわるような
不祥事というのは
政権中枢に近いところから起きて
いるのが僕は
特徴だと思うんですね。
これだけ集中的に政権に近いところで起きているということは
こういうコロナ禍の中で政府が議
会に協力を求めても、
空回りする可能性が出てくるので、
きちっと対応してもらいたいですね。
きちっと対応して納得いくような
形で
持っていってもらわなかったら、
本当に大変なことになると思いますよね。
大宅≫桜だけじゃなくてモリカケ
とか
いろんな疑惑がぞろぞろ出て、
何となく終わってしまいましたというのがこちらとしては
気持ち悪かったわけですけど、