2020/12/06(日) 18:00〜18:30 猫のしっぽ カエルの手 2020「自然の味」[解][字]


それを お酒とかシロップに漬けとくと→
少しずつ少しずつ…。
すごい おいしい。発酵して…→
やわらかくなっていきます。
渋みがなくなってきてで 食べれるようになる。
だから 時間がかかるんです。

これも1年半ぐらい漬けてます。
せっかく なった実なんで
食べた方が。 おいしい。そうですよね。
すごい おいしい。
いや~… びっくりしてる。
手間暇かけて 納得の味が作られる。
だから 感謝を込めて頂きます。
もう一つ
ベニシアさんが忘れられない味がある。
実は ここ 鹿児島県は→
ベニシアさんが初めて日本に たどりついた地。
海から来たんですよ。 私の場合は。
小さいの船。 で そこでごはん食べたんですよ。
みそ汁の味 初めて…。
変わってる味やなと思って。
だってイギリスのスープと全然 違うから。
これは 日本のスープやなあとちょっと感じたけど。
その味が
まだ ちょっと残ってるっていうか…。
初めての日本食は
かつおだしの おみそ汁。
そんな 思い出の地で→
ベニシアさんが訪れたのはかつお節の工場。
すいません。


はい。
ここで かつお節 作ってるんですか?
はい 作ってます。え~! 日本で… 初め見た時→
「こういうものは何でしょうな?」と
全然 分からなかったんよね。
だしをとるために
もう すごい500年前以上から→
どんどん どんどん
簡単に だしをとれるために→
作られてきて 考えられて。
あ~。
迎えたのは かつお節職人の→
[外:2CEB34558B0BA6041CADB689832C18AB][外:3F642F3778827E651C8B82A4E9F06FD3]祐介さん。
そして 息子 凌空くんと 娘の結菜ちゃん。
お父さんを ちょっと手伝う時ある?そうそうそう。
いいですね。 ねえ 偉いですね!
はい!
何か… どういう感じで作るのかなと
前から思ったんだけど…。
これは 本枯節って
まあ かびをつける…。
え じゃあ わざと かびをするの?
わざと かびをする。
うまみが増すっていう…。
へえ~。
[外:2CEB34558B0BA6041CADB689832C18AB][外:3F642F3778827E651C8B82A4E9F06FD3]さんは
かつお節の中でも最高級とされる→
かびをつけて熟成させた本枯節を
主に作っている。
こうやって お日様に干して

また部屋になおすと→
また かびが成長して水分 脂分をとって→
どんどん… かたくなるというか水分が抜けていくんですね。
で これが
ちょっと… これの音を…。
(たたく音)
こうやって まだ鈍いんです。 これ。
だから 水分がまだ… 入ってる。
ああ 違うの…。
この音を たたきながら乾燥具合を見て→
僕らはかつお節の出来上がりを決めるんです。
こうやって 中が出来てるかな…。
(割れる音)
こうやって 中を見るんですよ。
ああ それで?そうやって→
中に空洞がないかっていうのを
確認したり…。ああ チェックするの?
チェックしたり香りを嗅いだりして
出来をこうやって見て…。
ちょっと触っていい?
全然 触っていい。
ああ… 何か すごいかたいよね。
はい。 世界一 かたい食材なんです。
アハハ。 すごいアイデアじゃないですか。
うわ~ すごい。
これは何? 別世界やな!
別世界!うわ~!
この地下で 薪を燃やして→
1階 2階 3階建てでくん製にして かつお節の水分を抜いて→
どんどん

かつお節と呼ばれるものになる。
ああ そうですか。
これは どのくらい… それ→
あの ずっと いるの?
20日間から1か月ぐらい この中で…。
クヌギやナラの薪を燃やし→
煙と熱で かつおの水分を抜き→
同時に香りづけもする。
薪の置き方や火力の調整も職人の腕の見せどころだ。
それ… できるの?