進めています。
パンデミック対策で 米中の連携が
進むことに 期待の声はあります。
しかし 構造的な対立が
解消されるかと言えば→
米中 共に 否定的な見方が支配的です。
であれば 間に立つ役割を負う国が必要となるはずです。
米中の相互不信の解消には
時間がかかると指摘する→
国際政治学者のイアン・ブレマー氏は→
日本の行動に期待を示しています。
そして
私が最後に話を聞きたいと思ったのが→
95歳の
マレーシアのマハティール前首相です。
知日派で 長年 国際政治の舞台で
大国と渡り合ってきた→
マハティール氏は
こう提言しました。
アメリカから見れば 中国は新興国。
一方 長い歴史の中で→
大国として君臨してきた中国からすれば→
アメリカこそ新参者と映ります。
2つの強烈なプライドが
火花を散らす現実は→
ある種の必然だとも言えます。
(サイレン)
しかし 今回のパンデミックは
米中の協力なしに→
グローバルな問題を乗り切ることなど
できない現実を突きつけました。
対立を対立のまま放置することは
危険です。
米中の意地が邪魔をするのなら
関係をほぐし→
両国を協調の渦へと
巻き込んでいく責任が→
日本をはじめとする
関係国にも問われます。
地球温暖化やテクノロジーの暴走など→
世界が抱えるリスクが極限まで膨らみつつある今→
誰もが危機と向き合う当事者です。
誰かが傍観者でいられるほど→
事態は気長に構えてはくれないのです。
2020/12/06(日) 21:00〜21:50
NHK総合1・東京
NHKスペシャル パンデミック 激動の世界5▽コロナ禍 米中 新たな“冷戦”[字]
新型コロナウイルスに世界が一丸となって立ち向かわねば勝てないこの正念場で、2大国のアメリカと中国が対立を激化させている。混乱と分断の果てに世界はどう変わるのか。
詳細情報
番組内容
新型ウイルスとの闘いの先頭に立つべき2大国が対立を激化させている。世界最多の感染者を抱えるアメリカは、パンデミックは“中国発”だと批判。一方、いち早く抑え込んだとする中国は“マスク外交”などで存在感を増す。対立は経済、安全保障、感染対策にまで及び、狭間に置かれた世界中の人々を巻き込んでいる。アメリカの新政権のもとでも続くとみられる米中の対立。日本の進むべき進路は。揺れ動く国際秩序を見つめる。
出演者
【キャスター】大越健介,【語り】中山果奈
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 報道特番