2020/12/07(月) 08:00〜09:55 羽鳥慎一モーニングショー[字]
それで、多分来週ぐらいにコロナ重症センターというのが
オープンする予定に
なっています。
ただし、すぐに
多くの患者さんを診れないので
少しずつ拡大していって
最終的には
30人ぐらい診ようということに
なってるんですが
それまでの間に、重症者数が
全部この病院で引き受けられないという
緊急事態になっていますので
この先週の末に大阪の大学病院
それから病院協会
それから公立、国立の代表者
そういうのが
大阪府庁に集まりまして
この重症病床をどうするかという
会議をしました。
その結果、大阪府のほうからは
とにかく今は大変危険な状態なので
この重症病床を50床ぐらい
更に確保してほしいというふうな
要請があったところなんです。
各々の病院に事情がありまして
なかなかそのとおりいくかどうか
分かりませんが
できる限り
協力するというふうなことに
なっております。
羽鳥≫佐々木さんがもう1つ注目している数値が
入院等調整中という数字です。
この2週間で倍増しています。
これは
入院するのかホテル療養なのか
自宅療養なのかを選ぶ人が
主に自宅ですけどそこで待っているという状況。
本当は入院しなきゃいけないけど
自宅で待っている人も
いるわけです。
この数字がこう増えてくるとどうなるんですか。
入院患者を受け入れる病院や
施設が足りなくなっていることを
表している。
振り分けに時間がかかるから
調整の人数が増えていると。
佐々木さん、ここも非常に
懸念される
ポイントだということですね。
佐々木≫入院患者が
どこに行くかというのは
フォローアップセンターという
大阪府の施設、グループで決めているわけですけど
今、この重症の病床が
ひっ迫しているといいましたが実は軽症・中等症の病棟も
ひっ迫しているんです。
数字のうえではベッドが
空いているように見えますけど
実はベッドが空いていても
スタッフ不足であるとか
看護体制が不十分と。
こういったことで
病床が空いているけど
入院できないという
状態になっています。そのために、本来
入院しなけらばならないという
患者さんが
自宅待機となっているわけです。
そのために、この入院等調整中の患者さんというのは
2週間で倍増しまして
今や1000人を超えているという状態になっております。
これは極めて危険な状態だと
思っておりまして
本来、入院しなければならない
患者さんが
自宅にいるわけで
その間に重症化して
死亡すると
あるいは、入院してきた時には
かなり重症化してしまっている
という事態が
現実に起こりかけている
ということです。
石原≫佐々木さんに
お伺いしたいんですけれども
本来、入院しなければいけない
状況というのは
せきが止まらないとか
熱が高熱を発しているとかどういう状況の方を
指すんでしょうか。
佐々木≫例えば今基本的に言われているのが
65歳以上の高齢者
それから、基礎疾患ですね。ベースに心臓が悪い
腎臓が悪い、高度な糖尿病がある
あるいは、寝たきり介護施設にいて動けない。
それから認知症がある。
こういった患者さんは基本的には、自宅では
困難、あるいはホテルでも
困難ということなので
入院となっているんですが