大学病院の勤務経験もあるこの女性は
一般の看護師との違いを
こう語る。
≫これは
自衛隊の看護師が所属する
陸上自衛隊・衛生科の
職業紹介動画。
ヘリコプターによる
患者の移送や治療など
有事に備えた訓練を
繰り返し行っている。
実は、コロナ禍においても
ダイヤモンド・プリンセス号や
クラスターが起きた
沖縄県の病院の支援。
中国、武漢からの帰国者の
対応などに当たってきた。
≫こう語るのは
武漢からの帰国者の対応に当たった
予備自衛官の看護師。
普段、それぞれの本業を持ちながら
有事の際に召集される
予備自衛官。
当時は、まだ分らないことが
多かった
新型コロナウイルス。
手洗いやマスクなど
基本的な感染対策を徹底して
任務に臨んだという。
≫自衛隊の看護師をめぐっては
大阪府も派遣を要請。
≫吉村知事は
130人の募集に対し
80人しか
看護師が集まっていない
重症患者専門の
大阪コロナ重症センターでの任務を
要請するとしている。
≫自衛隊看護師の派遣で
逼迫する医療を
どこまで変えることができるか。
この後、元陸上自衛隊
衛生官の専門家とともに詳しく解説する。
≫自衛隊は細菌兵器などに対する
訓練とかも当然やっているわけで
心強い味方に
なると思うんですね。
お客さんです。
スタジオには
元陸上自衛隊衛生官で
軍事医療のスペシャリスト照井資規さんに
お越しいただきました。
よろしくお願いします。
立本君、本当に
看護師が
足りないという状況です。
≫大阪では、先月30日に
大阪コロナ重症センター
完成した、ということなんですが
必要な看護師が130人。
ただ、現在確保できているのは
50人ということで
大きく足りない状況です。
さらには北海道、吉田病院
旭川厚生病院
クラスターが発生しました。
旭川厚生病院の237人のうち
81人は職員、関係者
ということでですね。
特に大阪
そして北海道というのは
看護師が足りない状況に
なっているということです。
そんな中、自衛隊看護師
これの派遣要請ということになったわけですが
どういう方なのか。
看護師の国家資格を持って訓練も受けている自衛隊員
全国で1000人ほど
いらっしゃるということです。
普段は自衛隊病院であったり
各部隊の医務室などで働かれている。
災害派遣や海外支援活動なども
行われているということです。照井さんどうでしょうか。
こういった派遣で
この逼迫した現場は
救えるでしょうか。
≫まず自衛隊というのは
防衛の組織ですので
混乱した状況に整理をつけて
そこに有効な治療を提供できる
という戦術を持っています。
そうすることによって
この体制を立て直す
非常に心強い力になる
と考えています。
≫実際に今年、その自衛隊が
派遣された現場というのが
皆さん非常に記憶に
新しいと思いますが
ダイヤモンド・プリンセス号