2020/12/08(火) 15:50〜19:00 news every.藤井貴彦、陣内貴美子がきょう一日を分かりやすく[字]
じゃあ、全国の感染者も見ていきます。
きのうは1522人の感染が確認
されました。
月曜日としては過去最多の数字と
なったんですね。
亡くなった方は39人ということ
で、多くなっています。
また重症者の数、こちらですけれ
ども、相変わらず全国で増え続け
ていまして、
おとといは530人と、
これは4日連続で500人を超え
ているんですね。
過去最多を更新しまして、深刻な
状態が続いています。
こうした中で、
いよいよイギリスでワクチンの接種が始まります。
その直前の様子をまずはご覧くだ
さい。
>>こちらは、
ワクチンの接種が行われるロンドン市内の病院の前なんですが、
ご覧のように、地元のメディアが
陣取りまして、すでに取材を始め
ています。
>>地元メディアは、
12月8日は決定的な転換点にな
るだろうなどと、大きく報じてい
るんです。
イギリス国内では今後1週間で、
およそ80万人が、ワクチンを接
種する見通しになっているんです。
>>イギリスでも1日に1万人ぐ
らいの新規感染者が出ているというデータがあるんですけれども、
そこに対して、
1週間で80万人ワクチンを打ったらどのような効果が出てくるの
か、このあと注目したいですね。
>>そのとおりなんですね。
このワクチン、どんなワクチンか
というと、日本にも来るワクチン
なんですね。
アメリカの製薬大手、ファイザー
などが開発したもので、
日本でも承認されれば、来年の6月末までに、6000万人分の供
給を受けることで、もうすでに合
意しているんです。
このワクチンが、
イギリスで先行して始まったわけで、
私たちも関心を持って見ているわ
けなんですね。
じゃあ、イギリスでは、
どんな優先順位でこのワクチンを接種していくのかなんですが、
実はこちらの細かい9つのグルー
プに分かれているんです。
最優先となりますのはこの1番、
介護施設の入所者やスタッフなんです。
そして2番目は、80歳以上と、
そして医療従事者なんですね。
3番目、4番目、
このように年齢順になっていきまして、6番目、
16歳から64歳で基礎疾患があ
る人となっています。
そして7、8、9と、こういうふ
うになって、つまりは、
介護が最優先で、あとは年齢を重
視しているというふうにいえるん
ですね。
>>この順番というのは、
感染リスクや重症化リスクが高い
順番ということなんでしょうか。
>>そのとおりなんですね。
イギリス政府は、
この1番から9番まで全部で新型
コロナで亡くなるリスクがあるグ
ループの、
およそ99%をカバーすると、
こんなふうに想定しているんです
ね。
ちなみになんですけれども、
エリザベス女王というのは今、
お年が94歳なので、
こちらの優先順位の高い2番目のグループに属するわけなんですけ
れども、現地の報道によりますと、
エリザベス女王夫妻は、
数週間以内に接種する予定だとい
うことなんですね。
また、こちらの方、
ボリス・ジョンソン首相は現在56歳なんですけれども、接種す
る様子を何するか、
テレビ中継することを検討しているということなんですね。
>>ジョンソン首相は確か、
ことしの5月かあたりに一回感染しているんですけれども、
その感染した人がワクチンを打つ
とどうなるのかということも注目
して見ていくという意味で、
テレビ中継というのも多くの関心を呼ぶという意味では、必要なこ
となのかなと思いますけどね。
>>じゃあですね、この日本でも
このワクチンの接種が始まった際
に、優先順位というのがどうなる
のか、見ていきます。