日本の場合、最も優先順位が高い
のは、こちら、
新型コロナを治療している医療従事者です。
2番目は65歳以上の高齢者。
3番目が基礎疾患のある人という
ことが、これ、現段階で決まって
いまして、今後、
厚労省がもっと細かく詰めていく
と思われます。
例えばこの2番目、65歳以上と
していますけれども、これをさら
に、
まずは80代が先だとか、
細かく分けて順番を決める必要が
あるかどうかとかというのを、
議論になると思うんですけれども、
ワクチンが、
一度にどのぐらいの量を入手でき
るかによるということなんですね。
>>今、外に出ていないで、
ずっと家にいるご高齢の方がいらっしゃる中で、家庭内感染が広が
ってますよね。
若者の順位はあとということにな
ってますけれども、
家庭内に持ち込んだあとに感染させないという意味では、
この順番でワクチンを打っていく
ということは効果があるのじゃな
いかと想定しますよね。
>>そうなんですね。
そして、一方で政府はきょう、
コロナ対策を盛り込んだ新たな経済対策を決定します。
事業規模なんですが、
73兆6000億円ということで、今回も大型になりました。
この中で、
特にコロナ関連のものを取り上げますと、まずは医療機関の支援で
あるとか、雇用を維持するために、
雇用調整助成金のこの特例措置を2月、
来年の2月末まで延長するという
こと、そして3つ目、Go To
トラベルをいつまで、
来年の6月末まで延長することなどが盛り込まれているんですね。
ただ、
このGo Toトラベル、巡りまして、こんな研究結果が公表され
たんです。
Go
Toトラベルで感染が広がった可
能性があるという調査結果なんで
すけれども、
調査は東京大学などの研究チームが行ったものです。
そして、ことしの8月の末から9
月にかけて、インターネットで行
われまして、
対象はおよそ3万人という大規模調査なんですね。
そして、
新型コロナの感染者に現れる5つの症状、
こちらに番号振っていますけれど
も、発熱、のどの痛み、せきなど、
この5つの症状を調べているんで
す。
その結果、赤と青で示してますけ
れども、Go Toトラベルの利
用者は、利用していない人に比べ
て、
いずれも症状が出た割合が多く出
ているんですね。
特に、のどの痛みやせき、そして
こちら、
嗅覚や味覚異常というのは、
統計学的には、
2倍もの差があったというんです
ね。
研究チームは、Go
Toトラベルを利用している人ほど、
新型コロナの感染リスクが高いこ
とが明らかになったとしているん
です。
じゃあ、こういう調査があります
と、Go To継続しても大丈夫
かなというふうになるんですけれ
ども、一方で、
この研究チームもみずからこの調査には限界があるとしまして、
あくまで症状を調査したものなん
だと、
実際にこれが感染したかどうかと
いうのは分からないデータである
と。
Go Toトラベルの利用が先な
のか、
症状が発生したのが先なのか、これは分からないという点を挙げ
ているんですね。
この調査結果ということが公表されたのできょう、加藤官房長官も、
こんなふうにコメントしまして、
Go Toトラベルの利用が、
直接的に症状の増加につながった
因果関係は断定できない点を指摘
して、その上で、
引き続き専門家のご意見を伺いながら、
適切に運用していきたいと述べて
いるんです。
>>今回は多くの知見であるとか、