他の鉱石も浅い場所にあって採りやすいということでもあるんです。
(田中)タモリさん ちょっとね…
(田中)はい。
へえ~ こんなにあったんですか。
(笑い声)(田中)そうです そうです。
飛騨の国は
米だけだと3万8000石でしたが→
鉱山からの収入も含めると
およそ10万石になったといいます。
江戸時代 飛騨の鉱山は
主に 銀や鉛を生産し→
多くの富をもたらしました。
やがて銀はほぼ掘り尽くしてしまいましたが→
明治以降 亜鉛が主力になります。
あ~ そうですね。今は ほとんど見ないですけどね。
しかしですね
しかし 神岡鉱山も いろいろ…→
まあ 海外からの安い鉱石に押されたり→
そして公害問題なんかが発生をしまして→
この神岡鉱山ってのは だんだん だんだん
廃れていくわけですね。
ああ そうですか。
昭和の後半になると→
飛騨を支えてきた鉱山も
かつての勢いを失ってしまいました。
ところが今度は 飛騨ならではの岩石が
思わぬものをもたらし→
現代のアゲアゲを生み出します。
それは一体 何でしょう?
タモリさんは 神岡町の
更に山の中へと向かいます。
どこに行くんだ?
ねえ? どこ行くんですかね。
(岩田)ちょっと興味津々ですね。
はい。
本当ですか?
え~?
あるんですか。
(岩田)あるんですけど…
これ 何だ? やっぱり… あ!
ありそう? あっ ここですか。
「スーパーカミオカンデ」は
世界的に有名な研究施設です。
初代のカミオカンデと合わせると→
これまで2回のノーベル賞につながる成果を上げています。
宇宙のナゾを次々に解明しているという
スーパーカミオカンデ。
それが なぜ飛騨にあるんでしょうか?
そのヒミツが 実は飛騨の岩石にあります。
早速 見に行きましょう!
あ こんにちは どうも。
木村修司と申します。
今日は 皆さんを坑内にご案内しようと思いますけれども→
最初に 中に入る前に
まず着替えて頂いて…。
あ そうですか。 はい。
ハハッ どうですか?これ…。
学生運動!
(笑い声)
貴重な格好ですね。
タモリさんの気合いも入ったところで→
いざ出発!
地下水?
坑道を進むこと およそ5分。
はあ~ 随分 深い…深いっていうか 横を来ましたね~。
え?
2km。そんなもんなんですか。
あ~ これは ず~っと続くんですね。
(木村)はい。
すごいですね。 まっすぐ。
(木村)もう少しです。はい。
なんか こんな空間 来たことないから
すごいワクワクします。 フフフッ。
はい。
何ですか この…。
何だろう?
(木村)タモリさん こっちの岩盤→
ちょっと分かりやすいので。
実は…
あ これは あれだ。 え?
今 何とおっしゃいました?
そうです。 よく分かりましたね。
へえ~。
ご覧になるのは初めてですか?
ええ。
(たたく音)
(木村)かたいですよね。
全然 びくともしない。
(たたく音)かたいわ。
ほお~。
すごいですね。
この かたい「飛騨片麻岩」とは→
一体どのような岩石なんでしょう?
あっ 先生。
(岩田)また お会いしました。どうも。
片麻岩ですか…。
(岩田)ですね。 圧力と?
(岩田)熱ですね。
(岩田)グーッと…グーッ。→
ワッと押して!