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2020/12/09(水) 00:30〜01:20 NHKスペシャル パンデミック 激動の世界5▽コロナ禍 米中 新たな“冷戦”[字][再]

世界で 新型コロナウイルスが再び猛威を振るっていた 10月。
台湾上空では 緊張が高まっていました。
今年に入って台湾が主張する防空識別圏に→
頻繁に進入するようになった中国軍機。
中国は 台湾への関与を強めているアメリカを警戒しています。
アメリカは 今年 台湾の主力となる
F16戦闘機の新型機を 大量に売却。
♪♪~
一方 中国は さまざまな局面で軍事力を誇示するようになっています。
♪♪~
激しく対立するアメリカと中国。
世界は どこへ向かうのか。
新型コロナウイルスが世界に突きつけた→
さまざまな課題を検証する
シリーズ「パンデミック 激動の世界」。
国際社会が協力すべき正念場で
対立する 2つの大国。
世界は 混迷を深めています。
医療物資を積極的に送り 支援する→
いわゆる マスク外交を展開する中国。
一方のアメリカは経済支援などを駆使して→
主導権を握ろうとしています。
米中対立の先には 何があるのか。
私たちは 世界8つの国と地域の最前線→
そして キーパーソンを取材。
見えてきたのは
複雑な形に分断された→
国際秩序の
現実でした。
ジョー・バイデン!


先月の大統領選挙で勝利を宣言した民主党のバイデン氏。
新政権のもとでも→
米中が激しく競い合う構図は変わらないと多くの識者は指摘します。
世界が パンデミックへの対応に
追われる中→
激しく競り合う アメリカと中国。
対立のはざまで揺れる現場からの報告です。
今年7月 アメリカの外交トップ
ポンペイオ国務長官の演説が→
世界に衝撃を与えました。
歴代の政権が言及してこなかった→
中国の政治体制そのものへの批判に
踏み込んだのです。
アメリカのかつてない いらだち。
それは パンデミックの中で中国が 安全保障や経済など→
さまざまな分野で
影響力を強めているからです。
新型コロナの脅威にさらされた
この1年。
米中対立の象徴的な舞台が→
地政学上重要なバルカン半島にありました。
ヨーロッパの東に位置する
セルビアです。
今年3月に
最初の感染のピークを迎え→
2か月間にわたり
厳しい外出制限が行われました。
その際
マスクなどの医療物資の不足に直面。
セルビアが支援を期待したのは


EU ヨーロッパ連合でした。
しかし ドイツやフランスは この時
域外への医療物資の輸出を厳しく制限。
非加盟国のセルビアは
支援を受けることができませんでした。
このブチッチ大統領の演説の6日後。
首都 ベオグラードの空港に到着したのは中国からのチャーター機です。
感染症専門の医療チームが→
20万枚の医療用マスクと人工呼吸器を携え降り立ちました。
このあと 世界で展開される→
中国のマスク外交でした。
中国は パンデミックの前から
一帯一路構想の下→
セルビアなど バルカン諸国に
積極的な支援を行ってきました。
陸路と海路を整備し→
中国とヨーロッパを結ぶ巨大な経済圏構想。
中国は 中でも セルビアを
ヨーロッパの玄関口の一つとして→
重視してきました。
中国から セルビアへの投資は計画も含め およそ90億ドル。
日本円で 1兆円近い額に
達すると見られます。
中国の一帯一路構想に
深く関わってきた財閥を率いる→
ドラゴミル・カリッチ氏です。
今 中国国有企業と共に→
首都 ベオグラードで 都市開発を行う
巨大プロジェクトを進めています。
カリッチ氏と親交がある中国大使は→

今後 更に両国の関係を深めたいと流ちょうなセルビア語で話しました。
パンデミックの中 強まった
中国とセルビアの関係。
そこに 外交の力で割って入ったのが
アメリカでした。
9月 トランプ大統領は→
長年 対立しているセルビアとコソボの首脳を→
ホワイトハウスに招待。
双方の仲介にあたりました。
その上で アメリカは→

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