2020/12/09(水) 08:15〜09:55 あさイチ「withコロナの最新“ペット事情”」[字]
三平≫スタジオの皆さん
いかがですか?
木がきれいに丸みを帯びて
削られていきますよね。
大吉≫さっとやられていますけれども、難しいですよ。
華丸≫アイスをすくうのとは違う。
三平≫この工程、チャレンジしてみたいと思います。
祖父が伝統工芸士だったんですが
私は手先が不器用なので
自信がないんですが
どのようにしたらいいですか?
横畠≫かんなを…。
三平≫左手を添えて刃でこぐんですね。
全く動かないですね。
キンタロー。≫すいすいやっているけれども、実際は。
華丸≫難しいよ。
三平≫かなり力を入れてはいけないということなんですが
ちょっと
やっと削れてきましたね。
なかなかすみません
うまくいきません。
大吉≫それだけ難しいんですよ。
三平≫見てください。
文夫さんは。
横畠≫こうやって削るんです。
三平≫本当に滑らかに
丸みを帯びて削られていきますよね。
大吉≫力、入っていない。
三平≫こういうふうにできるのはどうしてなんですか?
横畠≫長く経験しないとですね。
三平≫この作業をするには
どれくらいかかるんでしたっけ?
横畠≫一人前になるのに3年かかるんですよ。
3年で初めてこの道具を
使うんです。
三平≫ここまでたどりつくのも
大変ということなんですね。
身をもって伝統を受け継ぐ大変さ
を体験させていただきました。
このくりものについて
広く知ってもらおうと
体験教室以外にも
行っていることがあります。
それがあちら
こうした新しいくりものというの
を作っているんです。
中心となって進めているのは
妻の智保子さんです。
見てみますと
デザイン性豊かなもの
そして木のぬくもりが伝わるもの。
キンタロー。≫すてき。
三平≫すばらしいものが
ありますよね。
コーヒーをすくうスプーンやカップ。
隣にはパスタを取り分けるものも
あるんです。
大吉≫これもくりぬいた?
三平≫こういうものを
作ろうとしているのは
どうしてなんですか?
智保子≫主人が、おたまで
使えないところを
木を使って作ったのがこれなので
また皆さんの要望によってこういう作品が生まれてきました。
だから皆様のお声も
これからも大切にしていか
なければいけないなと
思っております。
三平≫そして、おたまも
進化しているんですよね。
注目してください。
お願いします。
智保子≫半分穴があいていますよ
ね。
これからの鍋料理に
役に立つおたまなんです。
三平≫どういうふうに使うか
教えてください。
智保子≫穴の開いたほうを
具を取りたいときには
傾けて使いますね。
反対の穴の開いていないほうは
おつゆをすくうときに
使っちゃうんです。
三平≫半分半分使い分けて
具を取りやすいほうと
お汁を拾いやすい蛍んですね。
智保子≫2本の役目をしてくれる、おたまです。
三平≫伝統の中に
新しい進化というものも
生まれているんですね。
スタジオの皆さん
おくりものにいかがでしょうか?
安芸太田町のくりもの
いっぺん。
≫使ってみんさいや~!
大吉≫すごい技術ですよね。
キンタロー。≫すごい
温かみがあります。