森田≫1週間という短い期間でも
おでんくんの場合は
効果があったようなんですが
水越さん、これは全部の犬が
これだけ短い期間の間に
効果が出るわけでは
ないそうですね。
水越≫そうですね。
不安がとても強い場合
食べ物自体を受け付けなくなる
ことがあるんです。
そういう場合には
飼い主さんがいる状況で
1人にして夢中になれるものを
探したり
飼い主さんの出かける手順に
慣れていくとか段階を踏みつつ
1人になる練習をしていきます。
本当に不安が強い場合は
不安を抑える薬を
併用する場合もあります。
森田≫対処に本当に困った場合は
かかりつけの獣医師に見ていただくのがいちばんだと
いうことですね。
水越さん、このwithコロナの時間は、まだ続きそうですが
今後在宅時間が長くなったり
短くなったりの変化があるかもしれません。
犬との関わり方は
どう考えたらいいでしょうか?
水越≫やっぱり急激な生活の
変化は犬に大きな混乱を
与えてしまいます。
ですので24時間
家にいるような場合も
ずっと構い続けるのではなくて
30分とか1時間とか
短い時間でかまいませんので
犬が1人で何かに
集中できる時間や
1人でいる時間を
作ってあげてください。
そうするとご家族が再び出勤など
で出かけるようになっても
1人で大丈夫になってくれやすい
と思います。
森田≫人と犬の時間にメリハリを
つけるということが
大事になってくる
ということなんですね。
また後ほど皆さんからの質問に
お答えいただきます。
今、人と犬の時間に
メリハリをつけるのが大切
というお話がありましたが
そのためには部屋の中の家具の
配置も大切になってくる
ということです。
ここからはペットと暮らしやすい
住まいについて研究されています
一級建築士の金巻ともこさんに
伺っていきます。
金巻さんによりますと
部屋の家具の位置を気をつけることで
在宅時間が増えたとしても
犬と人の時間にメリハリを
つけやすくなる
ということなんです。
こちらの間取り図で
見ていきます。
キッチンがあって目の前に
ダイニングが広がっています。
その奥にリビングがあるような
間取りの場合
こんなところに
ベランダの近くに犬の居場所を
置いている方もいると思いますが
金巻さんによりますと
犬とのメリハリを
よりつけるためには
よりよい配置がある
ということですが
キンタロー。さんだったら
どこにどういう家具を置いて
犬の居場所を配置しますか。
キンタロー。≫メリハリと
考えたら
遊ぶときと遊ばないときを
分けるということで
これを見ると
和室が結構空間になっているから
和室の奥に置いて
そこは遊ぶ場所だよみたいな
楽しいスペースだよと覚えさせてメリハリをつける
そこかななんて今、思いました。
森田≫キンタロー。さんの解答はいかがでしょうか?
金巻≫和室の奥に置くのは
とてもいいことだと思いますが
ただここは、お部屋として
使っている場合もありますのでなかなか使いづらいのと
あと畳が爪によって傷みやすい