2020/12/09(水) 13:55〜15:50 ミヤネ屋 生直撃!大阪・吉村府知事に聞く医療逼迫立て直す“次なる一手”は[字]
着のしかたが違う、
管理の仕方が違うっていうことな
んですね。
>>そうなんですね。
例えばコロナの重症呼吸器不全の患者さんにECMOを装着した場
合に、人工呼吸の設定をどこまで
落とすかとか、細かいことがたく
さんありまして、
この場ではなかなか説明が難しいんですが。
>>でもこれ、すごいんですよ、
これ、
竹田先生がおっしゃっているんで
すけれども。
>>提言ですが、
新型コロナ重症患者の治療法は確立しつつあり、その結果、
人工呼吸器やECMOを使った重
症者の救命率は75%で、
これは世界1位。
しかし、
今後、
患者が増えればきめ細やかな看護ができなくなってしまう可能性が
ある。
そうなればICUでの死亡率は必
ず上がる。
これはアメリカの状況が証明して
いる。
>>これ、アンミカさんね、今、
竹田先生にお話聞いて、やはり医
療現場の方、
特に重症者を診てらっしゃる方が
いかに大変かって、僕ら、知らな
いことが多すぎますね、やっぱり。
>>本当ですね、本当に慎重で、
テクニックがいって、命を預かっ
ている緊張感、
自分たちが感染症の対策しながら
扱いも違うっていう。
しかも棒グラフがどんどん上がっ
てってる状態で、いつ終わりが来
るか分からないっていうストレス
も考えると、本当に大変だな、
国が補償もしてほしいなと感じま
す、改めて。
>>これ、竹田先生、
日本ではECMOの機械が2000台あると私は聞いているんです
けれども、じゃあ実際に今、
どれだけ稼働できるのかっていうのは、先生、把握してらっしゃい
ますか?
>>なかなかその数は正直、難しいです。
具体的に、例えば、
例を言いますと、私の病院には、
ECMOの機械が5台あるんです
ね。
きのうの段階で、
普通のICUで3台使ってるんですよ。
コロナの患者さんには使ってない
んですが、じゃあ、
あと使えるのは1台だけなんです
ね。
もう1台、必ずバックアップ用に
残しておかなければいけないんで
す。
交換をするときのために。
>>もし不具合が起こったりした
ときのために。
>>そうなんです。そういうこと
になるんですね。
実際にその台数の問題もあるんで
すが、やはり一番問題なのは、と
にかく、
それを扱える人間というか、スタッフの数ですね。
そこにつきます。
ですから大阪が今、
非常に大変な状況になってますが、
そういった重症の患者を診れる人間たちが一体、
どれぐらいいるかということがや
はり一番大きいんだと思いますけ
ども。
>>勝田先生、今、
竹田先生のお話聞いてよく分かっ
たのは、人手もいるんだけども、
じゃあECMOが何台あるから、
何人診られるってわけじゃなくて、
バックアップも置いとかなきゃい
けない。
ほかの治療でECMOを使う方も
いらっしゃるということですから、
何台あるから全部が新型コロナに
使える、そういうもんじゃないん
ですね、医療現場は。
>>それはバックアップというのは非常に大事な話でね、例えば、
これは人工心肺、
つまり心臓や肺の役を果たすわけですよね。
もし何かが、さっきの血栓の話が
一つの例だけれども、止まったと
きに、要は、私たちが水の中に顔
を沈められて、
窒息してると同じ状況になるんで
すね。
つまりバックアップがないという