2020/12/09(水) 13:55〜15:50 ミヤネ屋 生直撃!大阪・吉村府知事に聞く医療逼迫立て直す“次なる一手”は[字]
竹田先生、よろしくお願いします。
>>よろしくお願いいたします。
>>竹田先生、まずご紹介したい
と思います。
>>竹田先生は、
埼玉のかわぐち心臓呼吸器病院の
院長でいらっしゃって、
心臓と肺の疾患に特化した専門病
院で、
ICUの病床数が13床、そのう
ち6床が新型コロナ専用で、
現在は60歳代、
70歳代の患者合わせて3人が入院中だということで、全員、
人工呼吸器を使用中で、
重症患者のみ受け入れていらっしゃるということです。
竹田先生は、ECMOnetの代
表でもいらっしゃいます。
ECMOnetといいますのは、
ECMO治療に携わる医師たちが有志で参加をしていて、
ことし2月に活動を開始。
重症患者への24時間対応や、ECMO患者の搬送、
重症症例の経過追跡などを行って
いるということです。
>>竹田先生にまずお聞きしたい
のが、
かわぐち心臓呼吸器病院なんです
けれども、ICUの病床数が13
床ということで、
うち6床が新型コロナ専用ということなんですが、これはあれです
か。
病院、いわゆるこの病床が空いた
らまた、どなたかが入っていらっ
しゃるというような状況なんでし
ょうか。
>>もともと、
私の病院は、
ICUは7床だったんですが、
今回のコロナの発生において、
一般の病床を潰して、改築をして、
6床のコロナ専用のICUを作っ
て、
合計13床で対応しているという
ことです。
>>先生、今、
重症患者の方々なんですけども、60代、
70代、
患者の方3人が入院中ということなんですが、先生のところは全員
人工呼吸器を使用中、
重症患者のみを受け入れていらっしゃる。
全国的に見まして、高齢者の方、
重症者の方の数が増えてる中で、
その先生の病院の今の状況という
のを教えていただけますでしょう
か。
>>ずっと、
平均的に、
複数名の患者さん、
いわゆる人工呼吸器以上の方が、
継続的にいらっしゃるという状況
なんですね。
例えば先週、今週ですと、
きのう、
1名に患者さんがなったら、きょうまた2人入ってきて、
3名になった。
というような感じで、
退院をすれば、
次に患者が入ってくるというような、
ずっともう、
ここ最近はそれの繰り返しです。ですから、
患者さんが全くなくなって、
ゼロになっていくということはほぼこの、
最近はないですね。
>>つまり、
重症者の方が常にいらっしゃる、
入れ代わる状況で入っていらっしゃるということは、
ついてらっしゃるお医者様、看護
師の方は、
全く休む余裕がないということで
いいんですよね。
>>もちろん、
ローテンションを組んで、治療には当たりますので、
そんな毎日、
同じ人がずっと対応するということはないんですが、
ただ、やはり、
当然ながら、
コロナ専用に対応する看護師、
医師というものがおりますので、
そのスタッフたちへの負担という
のは、
通常の業務に比べるとすごく大き
いです。
それはもう間違いなく大きくなっ
ています。
>>これを見ていただくと分かる
んですけれども、
重症者の方にいかにマンパワーが
いるか。
>>一般的な入院患者、
患者7人に対して看護師は1人つきますが、新型コロナ患者の場合、
患者1人に対して看護師2人。