2020/12/10(木) 18:10〜18:30 首都圏ネットワーク 都内感染602人で過去最多更新・初の600人台[字]


埼玉県内の病院の集中治療室を
オンラインで結び

新型コロナウイルスの
重症患者の診療を遠隔で支援する
システムです。
患者の様子を動画などで確認し
ながら
専門の医師が診療のアドバイスを
行う仕組みで
県内6つの病院で
来年から本格的に導入されると
いうことです。
この新型コロナウイルスの影響は
食卓にも及んでいます。
こちら、野菜の価格が値下がりし
安値が続いているんです。
まずは白菜。
今週月曜日時点で
1キロ当たりの卸売価格が
31円と


平年の半値以下になっています。
そして
レタスも
平年の半値以下に。
そしてキャベツは4割ほど、大根は3割ほど安くなっている
んです。
この要因には天候に恵まれて
生育がよかったことに加えて
感染拡大で飲食店の需要が
落ち込んでいることがあります。
消費者からは歓迎する声がある
一方で
首都圏の生産地からは苦境を
訴える声が上がっています。
都内の青果販売店です。
店頭の値札を見るとキャベツ1玉
58円。白菜は2分の1カット68円です。
店員に今の価格をどう見ているか
を聞いてみると。
この店では
白菜や大根、ブロッコリーが
例年に比べ20%から30%ほど
安いということです。
消費者は。
平年に比べ3割ほど安くなっている大根。
産地では。
出荷量が去年、全国2位だった千葉県。
市原市で姉崎だいこんを栽培して
いる泉水良仁さんの畑では。
新型コロナウイルスにより

飲食店の需要が落ち込んでいることが要因で
出荷価格が例年の半分程度にまで
下落し廃棄を余儀なくされた
のです。
その苦境を訴えたいと農家の組合が作ったのが、こちらの動画。
手塩にかけて育ててきた大根が
埋まったままの畑をトラクターで耕して
ほとんど廃棄せざるをえない
現状を伝えています。動画サイトのユーチューブで
公開し
多くの人に大根を食べてほしいと
訴えています。
一方、平年の半値以下の白菜。その一大産地では。
葉物野菜を中心に野菜の価格が
大きく下がり茨城県でも生産者が打撃を受けています。
去年の白菜の出荷量が全国1位の
茨城県。
八千代町の農家、大久保幹生さん
です。
出荷する際の価格が例年の4割
程度と大きく落ち込んでいます。
本来だったら年内に出荷するもの

少しでもあとに遅らせるために
傷まないように縛っています。
価格の落ち込みを少しでも
抑えようと
年明けまで収穫を遅らせることに
したのです。
八千代町にあるJAの集荷場です。

白菜などの葉物野菜を東京や大阪などに出荷しています。
価格はほとんどの葉物野菜で
平年の4割程度に下がっているということです。
理由についてJAでは
天候に恵まれて全国的に野菜の
生産量が増えたことに加え、
新型コロナウイルスの影響で
飲食店での需要が大きく
落ち込んでいることが影響しているのではないかと見ています。
白菜については出荷量を減らす
対応を取っていますが
価格は上がらない状況が続いて
いるということです。
今後も安値で推移する見通しの
野菜の価格。
消費者からはこんな声も
聞かれました。
私も日中、神奈川県三浦市の
大根農家の方にお話を伺った
んですがことし