2020/12/11(金) 08:15〜09:55 あさイチ「プレミアムトーク 室井滋」[字]
というような感じなので
そこはちょっと普通の
書籍とは違うかなと思います。
小林≫ベストセラー
ロングセラーは
大人になってから見る機会が
ありますね。
続いて友達への贈り物に
いかがでしょうか。
「ことばの贈物」と
「ことばの花束」です。
これは夏目漱石、志賀直哉と
いった日本の文豪だけでなく
トルストイ、シェイクスピア
司馬遷など
古今東西の名著から
365のことばを
えりすぐったものなんです。
どんなことばが紹介されているか
といいますと、こちらです。
まず石川啄木のことばからです。
恋は人生のすべてでではない
その一部分だ
しかもごくわずかな一部分だ
恋は遊戯だ。
歌のようなものだ。
ということなんです。
室井≫分かりますね、その気持ち。
ちょっとなんで私を映すんですか。<笑い声>
年齢を重ねてくると
恋とかしないじゃないですか
だから分かります。響きました。
大吉≫読まれたあと
映った人は大変だ。
来るなら来い
来るなよという感じです。
小林≫人間は努力をする限り迷うものだ。
ゲーテ「ファウスト」です。
大吉≫今、迷っていますよね。
ということは努力しているのかな。
小林≫恋人に逢いにゆく嬉しさは
勉強をやめるときの子供の嬉しさ
と同じだが
別れるときの悲しさは
仕方なく学校へとぼとぼと行く
子供の悲しさと同じだ。
シェイクスピアの
「ロミオとジューリエット」です。
華丸≫そうだ、そうだ。
<笑い声>
小林≫分かるようで分からないですよね。
元の本を読んでみたくなりますね。
室井さんは心に残っていることばはありますか?
室井≫祖母から言われた
ことばです。
つまずいたら
厄落としと思えということばです。
今、所属している事務所の社長に
全く同じことを言われました。つまずいたら厄落としと思えと
言われました。
ドラマとかいろんなものに出て合わないかな
というときもありますけれど
厄落としと思えと。こんなこと言ったらまずいかな。
だからそう思うと、だんだん
やっぱり嫌じゃなくなるというか
それはだめだなと思っていても
これは自分にとって必要なもの
というふうに思って
受け止められます。
大吉≫すてきですね。
室井≫全部がいいということは
ありませんから。
小林≫掲載したいような
ことばです。次の本です。
小林≫「アンディ・ウォーホルを さがせ!」
昔「ウォーリーをさがせ!」
という本が流行しました。
アメリカの現代アートの巨匠
アンディ・ウォーホルを探そう
という本です。
サングラスをかけて金髪です。
スープ缶の作品などで
有名な方です。
この方がいる場所
隠れている場所
周りに描かれている人物も
とても深い意味が隠されている本なんですよね。
永江≫ポップアートの大巨匠の
なじみのあるアンディ・ウォーホルなんですが
描かれている場所が、それぞれ
現代アートにとっての重要な場面
重要なシーンなんですね。
後ろのほうに解説があるんですけれど
ウォーホル探して遊ぶと
現代アートの歴史が分かってくる
知識も身につく。
アート好きにも楽しいし
パズル好きにも楽しい
そういう絵本です。
大吉≫≫ウォーリーが