なんと7回目の作品と。
1976年の
「火の国に」をはじめ
「はっさい先生」
「春よ、来い」
「芋たこなんきん」
「だんだん」
「べっぴんさん」と
これまで出演されてこられたんですね。
西川≫藤山直美さん。すごい!
岩槻≫関西に宮田さんありという感じですが
「おちょやん」では芝居茶屋の
先代のおかみとして
主人公の千代を優しく
ときに厳しく支える
女性を演じています。
シズ≫うちでは
使われしまへんな。
千代≫はあっ!?
岩槻≫芝居茶屋、岡安へ
奉公に来た千代ですが
おかみに断られてしまいます。
千代≫ここに
置いてやってください!
一生懸命、働くさけ!
岩槻≫それを
鶴のひと声で救ったのが
宮田さん演じる先代のおかみ
岡田ハナでした。
千代≫ほんまに?
ハナ≫せえだい、お気張り
おちょやん。
千代≫はい!
ハナ≫「はい」やのうて「へえ」。
千代≫へえ!
岩槻≫天海天海一座の一平が
芝居が嫌で仮病を使ったときには優しく諭します。
ハナ≫ボンやん。
何だすね、あの芝居は。
一平≫みんな、笑てたやないか。
シズ≫クビだす。
分かったら、さっさと
荷物まとめて
わての前から消えなはれ!
岩槻≫家族が失踪したことを聞き
仕事で
大きな失敗をしてしまった千代。
ハナ≫千代!千代!
岩槻≫千代が岡安を追い出されたときも
雨の中捜し出したハナ。
千代≫お家(え)さんうちはもう…。
ハナ≫ええさかい
黙って見るときなはれ。
岩槻≫父を亡くしても
頑張る一平の姿を見せることで
千代にも力を与えようとします。
一平≫父上!
岩槻≫先代おかみ役を
すてきに演じていらっしゃいます。
西川≫岡田ハナさんという方は
宮田さんからご覧になってはどんな女性だとお思いなんですか。
宮田≫すてきな方だと思いますし
格好いいと思います。
西川≫宮田さんも格好いい…。
兵庫県出身ですよね。
みんな大阪のおばちゃん
なんかでもそうですけど
あんた、ひょっとしたら
兵庫県の人ちゃう?って言ったら
ものすごい喜ぶんですよ。
宮田≫いえいえお恥ずかしいです。
私も大阪のおばちゃんです。
岩槻≫宮田さんご自身もすごくお優しい人にお見受けしますが
岡田ハナ役を演じるうえでは
どうされていたんですか?
西川≫これだけ出ていたら
1本1本変えるのが
難しいでしょうね。
宮田≫私は小さい小さい人間なんで
ハナさんが大きすぎて
その、大きいものをちゃんと平然と背負っていらして。
それで今は身を引いて
ゆったりと
構えていらっしゃるというのが
もう、とってもハナさんに
追いつけなくて。
今も追いかけてます。
ハナさんはきっと、あんた
そんなとこで何してんのって
見てはると思います。
西川≫そこら辺り全国のお客様よくご覧いただきたいと思います。
岩槻≫まだまだ
迫っていきますので
タイトルコールをお願いします。
西川≫大きな声でまいります。宮田圭子さんとトーク小屋巡り!
岩槻≫三戸さんと
浜本さんの後ろにあるパネルを
ご覧いただきたいんですが
これにしたがって道頓堀に見たてた
芝居小屋が5つあるので