ご覧になったんですね。
宮田≫チケットって
いわないですけど
切符代を
お払いしたいぐらいでした。
あのときにいらしたお客さんは
得したと思います。
岩槻≫この舞台の芝居のシーンは
まだまだこのあとドラマでもいろいろ
出てくるということなので
楽しみにしたいと思います。
トーク小屋巡り。
続いて、何座にまいりましょう。
三戸さん、お願いします。
三戸≫では、この実話座に。
「大物俳優と共演」。
でも、宮田さんがもう大物俳優なのに。
どなたと共演したんですか?
西川≫少なからず今日の朝までは登場していない方ですか?
宮田≫えっと…
登場してらっしゃるような…。
西川≫えっ。
体の調子悪いんですか?
浜本≫言ってもいいのかとか。
岩槻≫大物俳優とは?
宮田≫実は、浪花千栄子さんと
私は共演しています。岩槻≫浪花千栄子さんというのは
「おちょやん」の主人公の
モデルとなった方でして
大阪のお母さんといわれた
伝説の喜劇女優で
いらっしゃるんですね。
浪花千栄子さんと共演したことが
おありになるということで。
宮田≫本当に古いアルバムを一生懸命探して。
もう恥ずかしいんですけど。
岩槻≫貴重なお写真をお持ちいただきました。
アルバムの一番右下にある
お写真が
浪花千栄子さんと
向かい合っていると。
拡大したものをご用意しました。
西川≫1971年の「あまくちからくち」。
岩槻≫NHKで放送された
ドラマなんですが
どういう役柄で
お互いに共演されたんですか?
宮田≫伏見の
古い造り酒屋の店の話で
私は、そこの使用人なんですけど
そこのご長男が渡哲也さんだったんですけど。
渡哲也さんの長男さんと私とが
恋仲になっているという設定で
それで浪花さんは
そこのおうちのおばあさまなんですけれども
私に、あなたはちょっと
うちの孫には
合わないから。
家訓があってお店を繁盛するには
あなたはそぐわないから
身を引きなさいと
諭されている場面です。
岩槻≫浪花千栄子さんご本人ってどういう方だったんですか?
宮田≫本当に正直
全く覚えていないんです。
何も覚えていないんです。
ただ1つ覚えていることがあります。
かなり長いシーンだったんです。
浪花さんが私にやめてくださいと
身を引いてくださいと
おっしゃっているのを
ひたすら聞いている
シーンだったんですけど
カット!ってかかった瞬間
首が動かなかったんです。
え、私の首
どうなってるのっていう。
それは、しっかり覚えています。
本当に緊張してたんだと思います。
岩槻≫それぐらい
浪花千栄子さんというのは
もう、とっても大きな存在で
いらしたんですね。
西川≫すごかったです。
僕らも目の前を
お通りになるのを2度ばかし
お目にかかったことが
あるんですけど
おはようございますって言うだけです。
岩槻≫大女優だったと。
西川≫もう近づけませんね。
浜本≫実際、「おちょやん」の
千代ちゃんと似ていますか?
宮田≫笑顔ですね。
浪花さんもすごくすてきな笑顔を
していらしたんですけど
杉咲さんの笑顔は格別ですね。
岩槻≫だぶるところも
おありになると。
西川≫これから楽しみやね。