Categories: 未分類

2020/12/13(日) 23:00〜23:30 美の壺・選「福を呼ぶ“大そうじ”」[字]


銀山の役人の住まいが残っています。
武家屋敷の室内は
すっきりと簡素。
生活用具は必要に応じて
出し入れしていました。
それらは

どのように しまわれていたのか。
その様子を見る事ができます。
部屋を埋め尽くす多種多様な家財道具。
この地区にあった
屋敷の蔵の中を再現した→
国内でも珍しい収納の展示です。
この辺はね 宴会って分かるかな。
この展示に携わった…
大変。大変? フフフ そうね。
これは 火鉢専用のケース。
6つの火鉢をまとめて収納できます。
それぞれ 木の箱に入っていて
出し入れしやすい取っ手付き。
箱に入ったまま
座敷で使いました。
収納は 専用の箱をあつらえるのが
一般的でした。
こちらは お膳専用のケース。
9枚一緒にしまう事ができます。
漆のお膳には 傷がつかないよう
紙で袋を作って入れました。
当時 紙は貴重品。
古い紙を貼り合わせ→
着物をしまう畳紙も作られました。


使わなくなった和紙を貼り合わせて→
畳紙にしています。
もともとは これ 何かの文書だったものっていうのが→
よく分かりますが→
筆の文字と判も 何か所か押してあります。→
ところどころに
力紙っていうんでしょうかね→
補強するために別の和紙を貼って
ひもを通してるという。
…だなと思いました。
収納の展示という珍しい企画を考えたのは→
地元の主婦たち。
この地区にある屋敷の家財道具の調査に携わり→
巧みな収納に→
強い感銘を受けた事がきっかけでした。
とりわけ感動したのは
ぼろぼろになった絹の切れ端。
客用の椀を包んでいたものです。
穴が開いたり ほつれた布を丁寧に繕って→
椀と蓋が傷つかないように→
きちんと包んで並べられていました。
食器を包んでいた
布ですけれども…
で この一針一針のものを
また見た時とか…
本当
大げさかもしれませんけれども→
涙が出るほど感動した
っていう思いはあります。
布団の裏とか つぎあてをして

それすらも…
そうですね 本当。
器を包む色とりどりの絹からは→
配色を楽しみながら しまう→
女性たちの弾む心が伝わってきます。
(吉田)一つ一つのものを
しまっていくのは→
本当 大変な時間なんだけど→
その時間が 次へ つながる…
今回作った お料理は
よかったから 次にとか→
何か しまいながら
手も動かしながら→
丁寧に しまいながら→
だけど頭は そういう事も考えつつ…
心を豊かにする大そうじ。
挑戦してみませんか?
いいでしょう あと2時間で
今年の大そうじを終わらせます!
ええっ 草刈さん
いくらなんでも むちゃですって。
いや 絶対にやります!
ハタキがけと箒がけ同時にやればいいんだ! ねっ。
あれ?
よいしょ!
よし。
これ 同時にやればいいんだ。
ほらね。
ほら。
こんな事もできるんだ。

よいしょ。
こんな事もできるんだ。
2020/12/13(日) 23:00〜23:30
NHKEテレ1東京
美の壺・選「福を呼ぶ“大そうじ”」[字]

3つのツボで鑑賞する美術番組。今回のテーマは「大掃除」。使い手に併せて工夫した、箒(ほうき)職人の技。雑巾がけの極意。収納の知恵と工夫。大そうじ前に必見!

詳細情報
番組内容
職人が一から作る伝統の箒(ほうき)。材料のホウキモロコシの細い穂先と細かな縮れが掃除に最適。穂先が床に垂直に付くように設計され、10年使える逸品と称えられる。禅寺に学ぶ拭き掃除の極意、さまざまな色の糸を使った自作雑巾の楽しみも必見!知恵と工夫の収納法も紹介!カリスマ主婦のユニークな収納アイデアから、反故紙や使い古しの布を上手に利用した、武家の美しいしまい方まで!<File432>
出演者
【出演】草刈正雄,【語り】木村多江


ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

Page: 1 2 3 4

ikatako117

Share
Published by
ikatako117