2020/12/15(火) 23:45〜00:30 ブラタモリ「白川郷〜白川郷はなぜ美しい?〜」[解][字][再]


きれいにそろって見えますよね。
実は 同じ方向を向いているのは

ここならではの理由があるんです。
(松本)方角的には こちら側が南なんです。
こっち側が…。(松本)北なんですね。
(松本)そうですね。
両側 南北方向に障子面が向いてます。
南…。
(松本)あっ。え?
ん? 南北方向で太陽が当たる…。
あっ… 雪…。
(松本)すばらしいです 正解です。
あ~ そうか。
(松本)はい。
あ~ なるほど。
ここは
日本有数の豪雪地帯。
そこで重要なのは
屋根の向きです。
屋根を東西に向けると→


朝から夕方まで日が当たります。
雪でぬれた かやが
均等に乾くため→
傷みにくくなるんです。
これね ほんとに…
へえ~。
合掌造りが同じ方向を向いていることも美しさのヒミツだったんですね。
今度は 建物に近づいてみましょう。
ああ~。きれいだ… あ!
(松本 浅野)大きいですね。
(笑い声)
神田さん?
(松本)はい。
…というのが分かると思いますけれども。
のぼって。(松本)そうですね。→
ジャン!
これだ! すごいね。(松本)いかがですかね?
(笑い声)
白川郷では 屋根を葺く時村じゅうの人が協力します。
「結」という習わしです。
合掌造りは そこに住む人たちがお互いに守り続けてきました。
いわば「生きた遺産」として→
今も受け継がれているんです。
では 続いての 美しさのヒミツは?
このようにですね…
…というのも
大きなポイントだと思います。うん。
ちなみに こちらは…
障子窓が見えないとちょっと白川郷っぽくないですよねぇ。
中に入って探ってみましょう。

(松本)はい。→
こちら…
外から見ると 一見3階建てのように見える 合掌造り。
実は 構造的には1階建て。
その上は全て 屋根裏なんです。
(松本)はい。
あぁ~。
(松本)使わないですね。
あ!
(笑い声)
(松本)世代が ちょっと…。世代じゃないだろ。
…があるかと思うんですけども。
(松本)風通り いいですか。うん。
そう。 かわいらしく並ぶ障子窓は→
真っ暗な屋根裏に光と風を取り込むために→
つけられたものだったんです。
そして 合掌造りの屋根が急勾配なのは→
このような明るく風通しのよい
屋根裏部屋をいくつもつくるため。
(松本)はい! そうなんです。
あぁ~。(松本)はい。
(松本)はい。
(松本)はい。
(松本)そうですね。
障子窓が縦にあればあるほど養蚕の空間がたくさんあったということ。
かわいらしく並ぶ障子窓は→
白川郷ならではの自然環境で豊かに暮らす工夫だったんですね。
(松本)合理的ですね。
これ しかし この…
(松本)はい。

これは 実際には…
ふ~ん。
なので…
それで これも少しは…
そうですね。
美しく大きい屋根も こういった構造に
支えられていたんですね。
はい。
はいはい はいはい。
次のポイントは
合掌造りが た~くさんあること。
つまり この風景は→
多くの人たちが暮らしているからこそできますよね。
そうですよね。 う~ん…。
ここ…。
次に タモリさんが
向かったのは→
先ほどの家から
歩いて3分ほどの場所。
白川郷に富をもたらした収入源とは