2020/12/16(水) 00:30〜01:20 NHKスペシャル「新型コロナ“第3波” 危機は乗り切れるのか」[字][再]


長丁場になる可能性があるので→
ここは少なくても
財政的な支援というものは→
ぜひ 今までのレベルではなく→
それよりも もっと強い財政的な支援を医療人→
および医療機関

介護関係のところに→
ぜひ お願いしたいと思います。
賀来さんは いかがでしょうか?今ですね 医療現場では→
いつまでも終わりの見えない
闘いの中で苦しんでるわけですね。
今 尾身先生が言われたように
しっかりとした→
医療現場における経済支援は
しっかりとしなければいけない。
もう一つ やっぱり
こういう苦しい時期に→
より明確な目標と
やっぱり ゴールをですね→
しっかりと示していくことが
必要だと思うんですね。
目標とゴール。
はい。 国のトップが→
例えば ワクチンを
何月までに終了する→
あるいは
医療支援 しっかりするので→
そこまで
頑張っていこうというですね→
やっぱり 医療現場に未来に向けた


メッセージ 希望→
そういったものを発していく。
そういった強いリーダーシップが求められると思います。
医療現場が崩壊の危機に
直面している その背景に→
感染者の集団 クラスターが→
これまでにない勢いで発生していることがあります。
11月末までの
およそ1か月だけでも→
800件あまりと
10月の3倍近くに上りました。
このうち 医療機関での
クラスターの発生は→
100件を超えて
31件だった先月と比べると→
3.4倍と急増しているんです。
クラスターが発生している各地の自治体は→
これまでにない事態に
追い込まれています。
各地の感染状況を分析する
国立感染症研究所のチームです。
先月以降 延べ35人を各地に派遣し
対策を支援してきました。
先週 自衛隊が支援に入った
北海道旭川市です。
高齢化が進む この町。
第3波で 初めてクラスターが発生しました。
その一つ→
寝たきりや認知症などの高齢者が入院する この病院では→
200人を超す感染者が出ています。

一体 何が起きていたのか。
関係者に取材を重ねると→
事前の備えが十分に機能しなかったことが→
見えてきました。
病院で感染が発覚したのは先月上旬。
発熱などの症状があった→
患者と看護師 9人の陽性が→
判明しました。
感染拡大に備えベッドを準備してきた旭川市。
このとき 32床の空きがあり
全員 転院できるはずでした。
しかし 受け入れられたのは
6人だけ。
吉田病院に
感染者が残ることになりました。
もしもし!
新たに吉田が新規が4名で…。
病院から連絡を受け
転院の調整に当たった保健所です。
なぜ 十分なベッドがあったのに
転院させられなかったのか。
その理由は
感染者のほとんどが寝たきりで→
介助が必要だったこと。
ベッドが空いていても人手が足りないため→
転院させられなかったのです。
その後も 新たな感染者が続出。
すぐに転院させられず
院内にとどまる状態が続きました。
感染者は 200人を超えています。

どこででも同じことが起こるかもしれない。
備えの難しさが
改めて突きつけられています。
全国に広がる第3波。
大阪も自衛隊の派遣が決まるなど→
これまでにない深刻な事態に
直面しています。
大阪市の十三市民病院。
高齢の患者が相次いで亡くなっています。
感染防止の袋に収められた遺体。