2020/12/16(水) 00:30〜01:20 NHKスペシャル「新型コロナ“第3波” 危機は乗り切れるのか」[字][再]
先月以降 12人に上ります。
病院では
入院する患者や家族に対し→
もし 危険な状態になったら→
人工呼吸器などの高度医療を希望するか→
意思を確認しています。
望まない場合はできるかぎりの治療をしますが→
亡くなる人もいます。
この日も人工呼吸器などの装着を望んでいなかった→
高齢の女性が亡くなりました。
感染対策のため家族は みとることはできません。
こうした中 医療現場以外でも
感染する前から→
延命治療についての意思確認が
始まっています。
81人の高齢者が暮らす
介護老人保健施設です。
父親が入所することになった
女性です。
父親は91歳。 認知症です。
入所した この日。
仮に感染した場合のことを
考えておくよう 告げられました。
家族とも相談し→
延命治療は できるだけ行いたくないと考えている女性。
新型コロナによって→
命をめぐる重い選択が迫られています。
この高齢者の感染が
夏の第2波の2倍にも→
上っているというデータも
あるわけですけれども→
尾身さん 旭川のように
医療に加えて 介護の負担が→
現場を圧迫するというケース
これ ほかの地方都市でも→
起こりうる問題ではないかと
思うんですが いかがですか?
特に感染を 今まで
経験していなかった地域では→
この自治体関係者
それから事業者 医療機関との→
連携が極めて重要だと思うんです。
そういう意味では これからわれわれが学んだことは→
これからまたクラスター感染
起きますので→
そういう意味では自治体の中でも
感染症を管轄するところと→
高齢者を管轄する
この部局の連携→
それから 事業者も巻き込んだ→
医療機関 事業者自治体を巻き込んだ→
初期の情報の共有と
連携というのは→
これ なかなか大変なんですけど→
これが これからのキーになると思うので→
ぜひ この情報の共有
それから連携 初動ですよね。
感染が疑われたときに
いかに早く対応するというのが→
クラスター感染を抑える
キーですので→
ここが重要だと思います。
賀来さん ただそうした連携というのは→
第1波 第2波でも→
課題となってきたと思うんですよね。
その教訓というのは どこまで
生かされているんでしょうか?
そうですね。 必ずしも
そういったことの経験が→
生かされていないと思いますね。
連携が十分にできているとはいえないと思うんですね。
第1波 第2波 私たちは
この未知なる→
経験したことがない感染症に
必死に対応してきたわけですね。
その中で ようやく
解決も見えてきたんですけど→
連携をする前に
急激に第3波になってきました。
ただ 今こそですね→
やっぱり 自治体 医療機関高齢者施設が本当に→
地域の中で連携する体制を
作らなければ→
本当に医療が崩壊してしまうと
思います。
尾身さん 感染拡大を抑えるために
欠かせないのが保健所ですよね。
感染経路を調査したり→
患者の相談窓口となっているわけですけれども→
尾身さんは その保健所も
しっかり見ていく必要があると→
お考えだそうですね。
そうですね。
医療機関のひっ迫というのは
もう マスコミでも。
これは本当に
大変なことなんですけど。
それと同時に実は 保健所も→
もう今限界にきているんですよね。
そのために 実は日本が