2020/12/16(水) 00:30〜01:20 NHKスペシャル「新型コロナ“第3波” 危機は乗り切れるのか」[字][再]
シミュレーションしています。
大澤さんは 家族や学校の親友→
さらに 職場の同僚の中でも毎日 会う人などを→
一つのコミュニティーとしました。
仮に 感染者が出たとしても→
コミュニティー以外の
接触がなければ→
外に感染は広がりません。
一方 コミュニティーの外にいるたまにしか会わない人たちと→
会食など 感染リスクを伴う
接触をした場合→
感染は
社会全体に広がっていきます。
最新のネットワーク理論を用いて
シミュレーションしたところ→
ふだんは会わない
コミュニティーの外の人に→
何人 会うかが感染爆発を防ぐ→
重要なカギを握っていることが分かってきました。
横軸は 1人あたりが1週間に→
コミュニティーの外で会う人数です。
外で会う人数が増えるほど→
感染拡大のリスクは上がっていきます。
さらに あるところまでくると→
突然 感染拡大のリスクが急激に上昇。
それは まさに
コミュニティーの外で会う人の数が→
ふだん 中で会っている人の数と→
同じになった瞬間でした。
つまり 外の人と接する場合には→
家族や親友などコミュニティーの中の人数を→
超えないようにする。
それが 社会全体として感染の急拡大を抑える→
目安になる可能性があるのです。
このステイ・ウィズ・コミュニティーという新しい指針ですけれども→
賀来さん 例えば
私を例にとりますと→
家族が2人 そして→
毎日 長時間 一緒に働く仲間が10人程度… 10人としまして→
コミュニティー 12人。
…で この人数を超える数→
つまり 12人以上の人に
1週間以内に会うと→
一気に感染リスクが高まるという
そういう研究なんですけれども→
賀来さんは
どう ご覧になりましたか?
これは バブリング効果と
いわれているもので→
行動や接触する人を
限定することで→
感染拡大を防ぐという
考え方なんですね。
いわゆる 人と人の接触を防ぐ。
バブリングを行うことでコミュニティーを守っていく。
いわゆる コミュニティー インフェクション
コントロールという考え方を→
図っていくということはですね
非常に興味深いですし→
効果がある方法ではないか
というように思います。
あの 尾身さんは
どこまで接触を減らすのか→
これ 皆さん 悩んでらっしゃると
思うんですけども→
こういった具体的な研究
どう ご覧になりましたか。
大澤先生の この研究ね
大変 私は興味深く…→
まあ 正月 今 この感染が
ここまで きちゃってるんで→
年末年始は 私ども
提案しているように→
なるべく 家族や友人…。
だんだんと感染が少しずつ落ち着いてきたら→
さっきの… 少しずつ 外の人も
限界の中で増やしていけば。
そういうことを示唆する 非常に
おもしろいデータだと思います。
今は…。
今は家族の中。
いつもいつも知っている人
いわゆるコミュニティーの中でやって→
だんだんと少しずつ
幅を増やしていく→
ということだと思いますね。
あの~ 尾身さんはですね分科会の会長として→
政府への提言を
これまで行ってこられました。
今 感染拡大が なかなか
高止まりしている中でですね→
政府や自治体に 今 どんなことを
一番期待されてますか?
そうですね これは もう
リーダーには→
迅速かつ合理的な判断を
してほしいということで。
恐らく 国民の多くの人は
国および自治体の方々の→
大きな方向性を示す