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2020/12/17(木) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(134)「思いがけない帰還」[解][字]


うん。
食べて。 食べて。

おいしいです。
おいしい おいしい。
人生 いろいろね。
八州治さんは どこの画壇からも
見放されて苦労してるみたいだし。
まあ 才能に恵まれん人は
地道に働くのが一番だでね。
ねえ 笛姉ちゃん。
桜ちゃんもね 東京でジャズバンドに加わらないかって→
誘いが来とるのよ。
いいよ。 杏姉ちゃん 今 その話は。
まだ 何にも決めとらんもん。
ジャズバンド!?
秋山さんのやっとるバンド。
えっと 進駐軍相手の…。
ほう。 いいじゃないの?
えっ?
やっぱり 今は


文化の中心は 東京よ。
音楽も絵も文学も
きれいな いいものは→
みんな東京に そろっとるもんね。
あんたも打って出てみたらいいわ。
うん! いいと思う!
♪♪~
お姉ちゃん 変わったね。
そうね。 ちょっとね。
まあ 今まで
辛抱に辛抱を重ねてきて→
やっと 花開いたんだもん。→
少しは 有頂天になるわよ。うん。
とにかく こうやって
電灯に覆いなんか つけないで→
みんなが 好きな事 言いながら
御飯が食べられる。→
それだけでも
ありがたいじゃない。
ほだね。 ほりゃ ほだ。
(笛子)冬吾!
何? 何の話?
何でもない。
何でもないよ。
♪♪~
(良太)桜先生。
良太君。
先生。
長い間 お世話になりました。
俺 東京に帰る事になりました。

そう。 よかったね。
先生 心配しとったんだよ。
みんな 東京に帰っていくのに良太君だけ 残っとったから。
ほいでも よかった。
お母さんと一緒に住めるんだね。
お母ちゃん 死んだんだ。
えっ?
空襲のあと
ずっと病気がちだったんです。
そしたら お父ちゃんの
戦死の公報が来て…。→
だから 俺
東京のおじさんとこに→
妹と一緒に引き取られる事に
なったんだ。
そう…。
でもさ 東京に帰れるのはうれしいよ。 友達もいるし…。
良太君…。
桜先生 言ってたじゃん。
いい事と悪い事とあったら
いい事 見なきゃ駄目だって。→
「日の当たる何とか」だって。
うん。
あれ 弾いてよ。 あの ジャズの曲。→
俺 疎開してきて嫌な事も いっぱいあったけど→
先生に ジャズっていうの
教わって よかった。
♪♪~(「日の当たる街角で」)
♪♪~
(秋山)どうする? 桜子ちゃん。

俺達のバンドで 一緒にジャズやるか?
その事なんですが すみません。
少し 考えさせてもらえますか?
考えるって 何 考えるんだよ?
あんたには 腕がある 才能がある。
それは 俺が一番よく知ってるから
言ってるんだ。
その才能を世に出せる
数少ないチャンスなんだぜ!
そんなふうに言って頂けて
本当に ありがたいです。
ただ 私… この岡崎でしている
教師という仕事が好きなんです。
教師っていったって
代用教員だろ?
秋山さんから見たら つまらない
仕事に思えるかもしれません。
ほいでも 私のピアノで→
子ども達が 一緒に歌って一緒に笑ってくれる。
音楽で 子ども達を

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ikatako117