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2020/12/22(火) 14:00〜14:10 NHK高校講座 あらためまして ベーシック国語「文学史〜金子みすゞ〜」[字]


ほかに誰がいたんですか?
北原白秋さんっていう方だとか→

与謝野晶子さんっていう方。あ~! あっ→
そんな昔の話なんですね。
(河野)そうなんです。
当時の 有名な詩人からは→
もう これからの期待の星→
…というふうに期待されてたと。
へえ~。
しかし
順風満帆とはいきませんでした。
このころ
みすゞさんは結婚しますが→
この結婚が
後の人生を大きく左右します。
子どもができたりだとかという
人生を歩んでるんですが→
その旦那さんにね→
詩作は ちょっとやめてねというふうに→
言われて


しまって→
それで残念ながら
詩作を続ける事ができなかった→
…というふうに聞いてますけどね。
結局 夫婦間っていうのは→
うまくいかなくなる
訳なんですよね。
…で 離婚っていうのを
最終的には決意をされて→
離婚をされるんですけど→
当時は もう 男性にしか親権が与えられてない時代で→
それでも
ふさえさんっていう子どもは→
自分が育てたい
自分のところで育てたい→
…っていうふうな
思いを持って→
最後は それが
かなわなくなっちゃうんで→
あの…
自らね 命を絶ってしまいます。
愛する我が子を思いながら→
みすゞさんは短い生涯を終えました。
しかし
残された512編もの詩を通して→
私たちに多くを語りかけています。
もう 小学校からの→
ちょっと知ってた人ぐらいでした
最初は。
…で 今日も何やるか分からず

ここ来てみたんですけど→
まさか こんなすばらしいとこで
生まれたっていうのも→
もちろん 知らなかったし…。
あと やっぱり→
私が 今日 学んでしまった事は→
本は 結末はあるかもしれない→
詩は 結末はないです。
(河野)そうですね。
そういう意味で
無限大ですよね。解釈のしかたによってね。
だから 私は それで
あっ そういう事かって。
金子みすゞさんの顔を
今日 初めて知りましたけど→
まさか 26歳で… とか
そういう やっぱ 昔の…。
昔の厳しさの時代に
生まれたからこその→
人物であって
今 金子さんが生まれても→
友達になってなかったかも
しれない。
今も 友達じゃないけど。
そうですね。
今 生まれてるのと
昔 生まれてるのだったら→
きっと また 詩は書いてないかも
しれない。(河野)そうですね。
その時代に生きて

その時代に感じた事を詩にして→
そして 今 こうやってね→
今の多くの人たちに見てもらって→
なおかつ
その感動を与えてるっていう部分を考えると→
何か それって
必然とか運命だったような気がしますよね。
そうですね。
旅の最後に→
みすゞさんのお墓がある
お寺へとやって来ました。
ここには 冒頭で読んだ詩
「こころ」の石碑があります。
みすゞさんの人生を知り→
今 カレンさんは この詩から何を感じるのでしょうか?
「こころ」。
あの… これは→
ちょっと思ったのは
何か どっちでもいけるなって。
私が思ってもいけるし

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