2020/12/23(水) 00:30〜01:20 NHKスペシャル パンデミック 激動の世界(6)「“科学立国” 再生への道」[字][再]


これからが勝負だといいます。
新型コロナの特効薬を開発しようと急ぐ
鹿児島大学の若手研究者 外山さん。
改良を加えた薬の物質が
ヒトの細胞で効き目を示すかどうか→
結果が出る日を迎えていました。
外山さんの契約期限は 今年度いっぱい。
先のことは まだ決まっていません。
生涯 研究者を続けたいという願いをかなえるためにも→
今回の成果を



なんとか 次につなげようとしています。
現状では…
科学の力はパンデミックを克服する切り札です。
ところが
科学立国をうたってきた この日本で→
科学者たちの足場は
目に見えて もろくなっていました。
国も無策だったわけではありません。
しかし 科学政策を俯瞰する司令塔の存在感は 希薄なままでした。
「科学に興味を持ってくれる政治家が
少なくなった」。
生前の有馬さんがつぶやいた
嘆きの言葉です。
「教育や科学を 国家百年の計として
再認識してほしい」とも語っていました。
科学の果実ばかりに
目を向けて→
果実をもたらす
大切な土壌を→
私たちは
痩せるに任せてこなかったか。
そもそも 研究に打ち込む科学者の姿勢に
敬意を払う文化を→
忘れてしまってはいないか。
パンデミックは 科学立国日本の本質的な問題を突きつけています。
2020/12/23(水) 00:30〜01:20
NHK総合1・東京
NHKスペシャル パンデミック 激動の世界(6)「“科学立国” 再生への道」[字][再]

新型コロナのワクチンや薬の開発研究が国際競争で立ち後れている。研究現場の取材で、日本の科学が土台から揺らいでいる現実が明らかに。科学立国の誇りを取り戻せるのか?

詳細情報
番組内容
早くも海外で始まったワクチン接種。日本もワクチン開発に挑むが、実用化のめどはまだ見えない。薬の開発でも、優れた成果を上げる国内の研究室が人材枯渇の危機に。数々ノーベル賞学者を輩出してきた日本の医学研究が、なぜコロナ禍で成果を示せないのか。今月急逝した科学者出身の元文部大臣・有馬朗人氏の亡くなる直前の貴重なインタビューや知られざる研究現場のルポで、迷走する日本の科学政策とその解決の道を探っていく。
出演者
【キャスター】大越健介,【語り】中山果奈


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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