2020/12/23(水) 08:15〜09:55 あさイチ「今こそ気を付けたい!身近な“薬”とのつきあい方」[字]


できなくなっちゃうんですね。
ステイホームと言いながら
実は家はある
ステイハウスがあるんだけれども
ホームという居心地のいい場所がなくなる。
この状況が逆に悪化してしまった
わけなんですね。
その中でSNSで市販薬の乱用を
することで、つらい気持ちが
一時的に紛らわせることが



できると知り
オーバードーズを
繰り返すようになり
実は市販薬の中には
依存性のある成分が
入っているんですね。
だんだん量が増えていき
エスカレートしていく中で
さまざまな健康被害が
生じてしまう
こういうケースが1つの
典型的な例として挙げることが
できると思います。
浜島≫最初は
脳内トリップというか
ちょっと安らぎを
求めていたんでしょうけれども
だんだん人とのつながり
絆を求めて私の居場所はここだよということを
言っているんでしょうねきっとね。
大吉≫SNSでね。
先ほどのVTRにも
ありましたけれどもね。
浜島≫つらいですね。
小林≫つまり、気持ちのホーム
安らげるところを求めた
ということで
一部の市販薬にそういう成分が
あるということなんですか?
浜島≫誰がどこで何個買ったか

分からないからな。
大吉≫分からないですよね
売る側も。
小林≫そうした面も含めて
市販薬の依存について家族は
どんなことができるのか先ほどの
上田さんの例から探っていきます。
(VTR)娘が薬の過剰摂取を
始めてから3年余り。
上田さん夫婦は
相談に行った医師から
意外なアドバイスを受けました。
娘と距離を置いたことで
上田さんたちの心にも
ゆとりができました。
すると、娘の状態も
変わっていったといいます。
浜島≫そっか
ごめんねって
子どもに向かって言うことで
ある意味、承認欲求が満たされることにも
つながるんでしょうかね。
小林≫そういった側面もあるかもしれないですね。
大吉≫いったら
もう放っておきなさいという
アドバイスですよね、要約すると。
意外ですよね。
なんとかしなきゃと思ったら
なんとか娘さんと一緒に
二人三脚でみたいなものが

当たり前かなと思ったけど真逆の
方向がよかったんですね。
小林≫上田さんたちの娘さんは今、アルバイトを始めるなど
少しずつ社会復帰に向けて
歩み始めているということです。
まさに
その対応のしかたなんですが
松本さん、家族
身近な人が市販薬の依存になってしまったときに
どうすればいいんでしょうか。
松本≫まずいちばん最初に
おすすめしたいのは
都道府県政令指定都市に
少なくとも1か所は
設置されている
精神保健福祉センターという
相談機関があるんです。
まずそこに連絡をして
つながってほしいんですね。
そこには専門の相談員もいますし
地域のさまざまな社会支援
例えば依存症の問題を抱えている
ご家族の自助グループや
そういったところの情報も
あります。
今、なんて言うんでしょうか
尻拭いをしてしまう
家族がなんとか自分の子どもに
立ち直ってほしいと思って
一生懸命叱ったり、泣きついたり