2020/12/23(水) 08:15〜09:55 あさイチ「今こそ気を付けたい!身近な“薬”とのつきあい方」[字]


懇願したりする中で
それがどんどん悪循環になって
しまい家の中の状況が
ますます悪くなってしまう。
その中で本人が決して家族を振り回したくて
やっているわけではなくて
自分の苦しみをなんとかしたくて
やっていたはずなのに
家族を振り回すことが逆にそこに
気付いてしまって
自分でもコントロール
することができなくなってしまう

場合もあるんです。
その結果どんどん
事態が悪くなることもある。
そこを打破するために
時にはそういった
手を出すことを、あえて
控えるということが
有効な場合もあるんです。
この辺りの駆け引きが
非常に微妙なところがあるんです。
例えば本人がたくさんお薬をのみ
すぎて具合が悪くなったときには
救急車を呼ぶにしても
自分で呼びなさいとしたほうが
いい場合もあるし
逆に寄り添わなければいけない
場合もある。
この辺りの押し引きというか


駆け引きみたいなものは
家族だけで考えていると
煮詰まってしまうし
どんづまってしまいます。
ぜひ精神保健福祉センターに
相談して
家族自身も孤立した状態から
抜け出していくことが必要だと
思っています。
小林≫専門家とつながったような
対応ということですね。
大吉≫今のVTRを見てこれが
いいんだではなくて必ず
つながって家庭によって対処法が
変わってくるということですね。
小林≫先ほどVTRで国も
乱用のおそれのある市販薬に
ついて販売制限などを
義務づけていると
お話が出ましたが
その辺りの状況が
どうなっているかといいますと
厚生労働省は全国で覆面調査を
行っています。
販売制限などのルールを守って
薬を売っていたドラッグストアが
69.1%。
逆に言うと30%くらいは
ルールが徹底されていなかった
ということですが

薬剤師の村松さん現場では、この
数字はどうご覧になっていますか。
村松≫現場もちょっと限界を
感じているというところが
結構あります。
今、お薬に対して規制があるには
あるんですけど
いちばん大きな規制が
1人1商品だけ買えるというルールになります。
ただこれも毎日買いに来たら
どうするかとか
ほかのドラッグストアを
はしごしていたらどうするか
というところの
一元管理、購入履歴を
管理できるだけではないので
そこがちょっと
問題があるんですね。
横のつながりというのが
強化が非常に重要なんですけど
個人情報とかもかかってくるので
基本的には国の助けがないと
ちょっと解決が難しいというところがあります。
大吉≫いくらルールがあっても
そうですよね。
前に買ったなんて
証明はなかなかね
1回1回聞くわけにも
いかないし。
小林≫先ほど撲滅宣言を

発表した
日本チェーンドラッグストア協会
でも本人確認できなければ
売れないようにするなど
仕組み作り、動きが始まっている
ところではあるということです。
ここまで市販薬について
お伝えしてきました。
続いてはお医者さんが処方する
処方薬について