考えた。
そしたら やっぱり→
「お前が 好きな道に進むのを黙って見守るしかない」って→
思ったんだ。
迷う事は ないよ。
今こそ自由に
羽ばたける時が来たんだ。
私は 東京には行かんよ 達彦さん。
どうして？
どうしてか分からんの？
達彦さんが ここにおるからだよ。
達彦さんが ここにおる限り
私は 岡崎におる。
達彦さんのそばにいて 達彦さんを
ずっと支えていきたい。
ほいだって 私は→
達彦さんが おるから音楽を続けてこられたんだよ。
♪♪～
達彦さんが おらんかったらここまで音楽をやってないよ。
♪♪～
私は 達彦さんが好き。何よりも大事。
だから ここにおる。
♪♪～
そう思っとっちゃ いかん？
♪♪～
いかんかな？
♪♪～
＜孤独や 不安や 悲しみに
彩られた歳月を経て→
桜子は 達彦が ここにいる幸せを
かみしめていました＞
♪♪～
（杏子）昨日の演奏会大盛況だったみたいだね。
（浩樹）う～ん。 そうか。
今朝 夜勤明けにマルセイユの前 通ったら→
ヒロさんが 言っとったの。
「桜ちゃんの演奏すばらしかった」って。
ヒロさんも 来てくれたのか。
うん。
ほかには 誰が来とった？
達彦さんが…。
え… 達彦さんが 来てくれたの！？
よかったじゃんねえ！
うん。
ほっかあ。
達彦さんも
随分 元気になったんだねえ。
うん。
（杏子）あ～ よかった～！ うん…。
（お清）ゆうべは よく
お休みになれましたか？
（冬吾）おかげさまで。
ごゆっくり。
いただきます。
いただきます。
うん。 この味噌漬けは うめえな。
ほうですか。
さすがは 味噌屋だな。
♪♪～
これから…
有森の家に行ってきます。
んだが。
♪♪～
ごゆっくり。
♪♪～
お父ちゃんの仕事場
行ってようね さっちゃん。
＜戦争が終わり
６年の長い歳月を乗り越えて→
２人が ようやく向き合える日が
やって来ました＞
2020/12/23(水) 16:35〜16:50
ＮＨＫ総合１・東京
【連続テレビ小説】純情きらり（１４２）「あなたがここにいる限り」[解][字]
昭和初期から戦中戦後、愛知県岡崎と東京を舞台に、有森桜子が時代に翻弄されながらも音楽への情熱を絶やさず生きる姿を描く。２００６年放送の連続テレビ小説。
詳細情報
番組内容
ステージで桜子（宮�ｱあおい）は、秋山（半海一晃）から聴衆へのスピーチを求められ、婚約者が戦争から帰ってきたことの歓（よろこ）びと「埴生の宿」の演奏を披露。米兵たちに感動を与える。演奏会終了後、秋山たちが桜子を本格的に迎え入れようとするのを見た達彦（福士誠治）は、桜子に東京に進出することを勧める。しかし桜子は、「自分がここまで音楽を続けて来られたのは達彦さんがそばにいてくれたから」と心情を吐露する。
出演者
【出演】宮�ｱあおい，西島秀俊，井川遥，福士誠治，高橋和也，半海一晃，【語り】竹下景子
原作・脚本
【脚本】浅野妙子，【原案】津島佑子
音楽
【音楽】大島ミチル
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ