いたんですか？
いや　全然いなくて。
恥ずかしいじゃないですか　こんなこと。
当時は　本当に　家族で解決しなきゃって
ずっと思ってたんですよね。
職場にも問い合わせできないし
何で？　何で？　みたいな感じで。
スズさんが追い詰められる一方　更に…
ある日　届いたのはキャッシュカードの明細書。
スズさんが　知らないうちに→



夫が　スズさんのカードで３０万円を　キャッシングしていた。
もう日々の今までの返済でも
すごいので→
そんな３０万なんて
返済できないわけですよ。
もう死ぬしかないなと思ったんですね。
もうだいぶ追い詰められてるしね。はい。　もう追い詰められてるんで　私も。
でも　帰ってきて　グーグー
寝てるんですよ　いびきかいて。
もう腹立ち過ぎて
包丁持ってきて→
バンッて感じで…
私も頭おかしくなってるんで。
夫はもう　ウワーッてなって
まあ　逃げ回るんですけど→
もう死ね～みたいな感じですよ。
本当に殺す気はないんですけど。
とにかく本気で脅したら　お金を
持ち出すのを　やめるはずだみたいな。
ねぇ　こっちだって　もう。
反省させたい。
いかに私が追い詰められてるか
っていうのを　分かってほしかった。
そうなんですよね～。
その段階でも→
ギャンブル依存症だと
分かってない状態なんですよね？
全然　分かってないです　それが。
どうやって分かったんすか？
全然引き落としが足りないので

夫の両親に泣きついて→
地方から　６０万円を用立てて
来てくれたんです。
で　「通帳が　こんな感じで
いつも　おろされちゃうんです」→
みたいなふうに言った時に　「このおろし方
ギャンブルちゃう？」ってなって。
えっ？　その時の預金通帳？
あるので　ちょっと。
お義父さんが気付いたという。
お義父さんが　はい。
ギャンブルで　お金なくなりますよね？
その時に　また　おろしに行かなきゃいけないっていって→
３万５，０００円とか
２万円とかっていうのを→
同じ日に　何回も　おろすんですよ。
なくなったら　すぐまたおろしに行って。本当だ！
こういう特徴が出るんだ！
そうなんです。
お義父さんも
ギャンブルやってたんで。
それで　ダンナさんに対して
どうすることにしたんですか？
まあ　ある時　お義父さんたちを呼んで
話してもらったら　全部白状したんです。
うわ～っ。
いや　ウソだ…　ウソだと思いました。いや　使えるわけないっつって。
この世の終わりだと思いました。
だって　今まで返ってくると信じ続けて→
そのお金がないなんて！

本当「死んで」って言いました。　夫の両親の前で　「もう　あなた死んで」って。
１年後に　また
請求書が届いたわけです。
また　私のカードで→
６０万の請求が来たんですね。
夫が　マラソンで足壊して
走れなくなって→
携帯ゲームに
ずっとハマってたんですね。
はい…。
まだやる？　まだ？すごいなぁ…。
もう泣き崩れたわけです。
私もう　やってけないと思って。
本当だね～。
底だと　ずっと思ってたのに更に底が抜ける感じ？
もう　どん底です　もう。
もう真っ暗闇。もう生きてけない　みたいな。
それ　でも　もう別れようとは
ならなかったんですか？
ですけど　そこで初めて本当に私も
いや　これは本当の本当に病気なんだと。
そうだね。
どうするんすか　それ。
離婚なのか　回復プログラムを受けるって
いうの　どっちかにして　みたいな。
夫も　もう　それ　やるしかないなって
なったんですよね。
これ　回復プログラムに入ると
やっぱ変わってきましたか？　ご主人。
顔つきも変わるし　どんどん