2020/12/26(土) 20:00〜20:45 チョイス@病気になったとき 選「緑内障 最新治療情報」[解][字]
異常が現れたのは→
まだ20代のころでした>
20代後半だったと思うんですけど…
まあ 何か 変だな…。
<症状から 乱視を疑った豊吉さん。→
新しい眼鏡を作ろうと
眼科へ行ったところ→
眼圧が高いことが分かり→
「緑内障」と診断されました>
<早速 治療が始まりました。→
緑内障治療の基本は…>
<毎日 同じ時間に点眼を続け→
眼圧が高くなるのを抑えます>
<豊吉さんも 2種類の目薬を→
1日3回 点眼する治療を→
医師から指示されました>
つけても。 別に…
<当時 システムエンジニアとして
働いていた豊吉さん。→
会社に寝泊まりするほど
仕事が忙しかったため→
きちんと点眼をしていませんでした。→
これが バッドチョイスだったのです>
<バッドチョイス!>
<実は 豊吉さんのように点眼をやめてしまうケースは→
珍しくないといいます。 その理由は…>
充血したりとかするので→
それで どうしても…
…のが実情だと思います。
<きちんと点眼を続けずに→
2年が経過したころ→
今までになかった症状が現れます>
例えば…
(取材者)何でですか?
あまりにも見えなくて。 まぶしすぎて。
<そこで 別の病院で再び検査を受けると→
豊吉さんの緑内障はかなり進行していることが分かりました>
<こちらが そのころの
豊吉さんの視野検査の結果です。→
グレーや黒の部分は→
見えないことを表しています。→
右目は 上が
ほとんど見えず→
左は 中心部も
見えづらくなっていました>
<そのために 視野が欠けた部分は→
白く もやが かかったように見えまぶしく感じるようになるのです。→
日常生活にも
さまざまな支障が出てきました>
<時刻表の文字が見えづらくなったり→
視野が大きく欠けている影響で階段の段差が認識しづらくなり→
転びそうになることも
たびたび ありました>
<さらに…>
のっぺらぼうにしか見えないので…
あとは ごはん食べようと思って→
どっかに入ろうとしても 手書きの…
<豊吉さんは 残された視野を保つため→
今では 点眼治療を毎日 欠かさず続けています>
<緑内障を発症したのをきっかけに
豊吉さんは 4年前→
プロの写真家に
なりました。→
自分の見え方を生かした作品を
発表しています>
逆にいうと…
<こちらが 豊吉さんの作品です。→
違う場所の風景を重ね撮りして→
一枚の写真を作り上げています。→
遠近感や平衡感覚に縛られない
独特の作品です>
…っていうのはあるんですよね 常に。
なので…
今後 長いんだから人生が。
いやあ そうですね。
緑内障っていうのは
年を取ってからっていうかね→
年を重ねてから病気になるっていう
そういうイメージでしたけど→
20代で発症っていうのは
ちょっと びっくりしましたね。
若い人でも なっちゃうってなると→
自分も気付いてないだけでもしかしたら 緑内障に→
近づいてるんじゃないかって思うと
ちょっと怖くなりますけどね。
いろいろ気になるとは思いますけれども→
では 詳しい方に解説していただきましょう。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いいたします。
緑内障は その… いわゆる
眼圧が関係しているというふうに→
VTRにもあったんですけど。
眼圧は じゃあどれぐらいが正常なのかってことですが。
その正常の範囲なんですけれども。
これが 眼圧の正常の範囲ということなんですよね。
なるほど。 この範囲内だったら→
まあ 緑内障にはならないということになりますか?
眼圧の正常値は→
健康人を対象とした統計に基づいて算出された値で→
健康人の95.5%が この範囲にあたります。