2020/12/26(土) 20:00〜20:45 チョイス@病気になったとき 選「緑内障 最新治療情報」[解][字]


決まってるんですか?
はい。 基本的には
3分の1になります。
切開した場所は 何年たっても
閉じたりはしないんですか?
「再ゆ着」といって
閉じてしまうこともありますので→
最初から少し広めに切開を行います。
切開術を受けたら その後は→
目薬っていうのは
必要なくなるんですか?
効果には個人差がありますし

患者さんの視野が…→
進行しないというふうに考えられる
目標眼圧の値にもよります。
ですから
目標眼圧を手術そのもので達成できれば→
点眼が必要なくなる場合もあります。
ただ 必要といっても 多くの場合は→
術前よりも
少ない点眼で済む場合が多いので→
点眼薬を使っても 眼圧が下降せず→
進行する場合は 早めに→
こういった手術を受けていただいて→
眼圧を下げることが可能になりました。
手術を受けるかどうかの
そのタイミングっていうのは→
どこで判断すればいいんでしょう?
点眼は まず使っていただくんですが→
点眼薬で


目標眼圧を達成できない場合や→
アレルギーなどで
点眼自体を使用できない場合→
そういった場合は
視野が中期以降になる前に→
早めに
手術を受けていただくといいと思います。
分かりました。
もう一つの手術→
94歳の長坂さんが受けた→
アイステントですけれども。
目の中に こんなちっちゃいごみが
入っても ウエッ! ってなるのに→
こう 違和感とかないんですか?
ここは痛みを感じることはありませんので→
手術をしてしまえば
何も感じることはありません。
そうなんだ!
もともと 痛み 感じない場所なんですか?
はい。
へえ~!
そのアイステントを入れたら
注意することっていうのはありますか?
一般的な手術と同じで→
1週間は不潔にならないように。
シャワーを浴びるときに
目に水を入れないとか→
あるいは 術後 抗生剤の点眼を→
1か月程度使用していただく形になります。
アイステントの効果っていうのは→

どのぐらい出るものなんですか?
臨床試験では 眼圧が術前に比べて→
平均20% 低くなることや→
目薬が1剤程度
減らせることが示されています。
気になるのは
ちょっと この アイステントの→
リスクっていうものなんですけど
あったりするんですか?
切開と比較して 眼圧下降効果は→
やや低いです。 ただ 逆に 一番の利点は→
切開と違って 大きく切りませんので→
出血のリスクが少ないですし→
炎症が少なく
回復が早い手術という形になります。
こういうのって
コンタクト入れてる人っていうのは→
また入れられるんですか?
そうですね。
目の表面には
基本的には傷は残りませんので→
コンタクトを入れることもできます。
VTRの長坂さんは その治療と同時に→
白内障の治療もされてましたけど
そういうのは可能なんですね。
そうですね。 逆に 2018年から→
白内障手術と同時に受けることで→
保険診療が認可されてますので。
なるほど。
さあ そのアイステントと切開術→

どういうふうに じゃあ チョイスしたらいいのかなっていうことですが。
<眼圧を より下げる必要が
ある場合や→
すでに白内障の手術を
受けた人は→
線維柱帯切開術。→
緑内障だけでなく白内障も合併している人や→
抗凝固薬などをのんでいて
出血を抑えたい人には→
アイステントを入れる手術が