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2020/12/27(日) 11:00〜11:15 【連続テレビ小説】おちょやん「第4週 どこにも行きとうない」[字][再]


みんな おらんようになったてどういうこっちゃ。
そ… それは…。

ヨシヲは病気と違うの?
みんな嘘なんか お父ちゃん!
そや。→
ヨシヲのあほ… 出ていっこった。→
お父ちゃん借金で首回らんようになって→
千代を料理屋に奉公さしたら
借金半分に減らしたる言われたんや。
どうせ ろくでもない料理屋やろ。
われは黙っとれ!
すぐ借金返して
千代のこと迎えに行くさけ。
頼む! もう千代しかおれぃんのや!
うちは 1人で生きていくて決めた。
二度と うちの前に現れんといて!
ほんまのこと教えてくれといたら よかったんや。
言えるはずあれへんやろ。
お前のせいや。
おおきに。


その翌日のことです。
昨日 えびす座お願いした 赤松や。
上がらしてもろて よろしか。
どうぞ入っとくれやす。
おいでやす。千代ちゃん そいつら中入れたら あかん!
ひえっ!
(赤松)酒欲しい言うとんのに→
お茶持ってくるやつがあるけ。
ええかげんにさらせ!(悲鳴)
(男たちの騒ぐ声)
失礼いたします。 お酒お持ちしました。
(青田)芸子いつまでも来えへんさけ
代わりに 酌してんか。
どうぞ。
(吹き出す音)
辛口のお酒がお好きや
言うてはったさかい。
唐辛子やて!?
(笑い声)
何さらすねん おんどりゃあ…!
あんたらみたいなもんにはそれで十分や!
次は何入れるか分かれへんで。
死にとなかったら はよ帰り!何やと コラ!
やめとくれやす!
お騒ぎになるだけやったらよそへ行っておくれやす。
お頼申します。
(赤松)女将の顔に免じて去んだるわ。
2,000円も借りとんねんで
あんたのお父ちゃん。
千代ちゃんが何年ただ働きしても

返しきれへんぐらいの どえらい金額です。
代わりに払てくれるか?
何で うちが。血ぃつながった娘やさけな。
ああ~!
天海一座も もめてるやん。
何じゃ さっきの芝居は!
セリフは飛ばすわ 段取りは間違うわ…。
勝手にセリフ変えるからや!
笑いとれたら 何でもよろしいんですか。
わしは喜劇役者じゃ。
お前は何者じゃ。 ああ?→
笑えん喜劇に何の意味があるねん。
そして 千代ちゃんのもとには借金取りとお父ちゃんが…。
せやさけ言うたやろ。
お父ちゃんかて何されるか…。おまん それでええんけ?
うち 岡安 出ます。
お父ちゃんの言うとおりにしたげる。ほんまけ 千代。
お父ちゃん 信じてたで。
(玉)あかん! そないなことあかん!千代ちゃん!
それで よろしいのやな。
あない どないしょうもないお父ちゃんやけど 見捨てられしまへん。
分かりました。→
あんたを ひいきにしてくれてはるお客さんへの義理もあります。
天海一座が千秋楽迎えるまでは
うちで働いてもらいます。
へえ。
(みつえ)あんたの次行く奉公先の料理屋→
客に女中あてがうような
悪い噂もあるて聞いたで。
分かってんのか。

分かってる。
分かってへんわ!
ほな どないしたらええ思う?
みつえちゃん。
「みつえちゃん」やない。 「いとさん」や!
一方 千秋楽を迎えた
天海一座はというと…。
(天晴)どないしてん。
(徳利)千之助さんが これを…。
俺が使いもんにならん あほやさかい→
千之助のアニキは出ていったっちゅうこっちゃ。
千さんの役は… ボンがやり。
え…。
(天晴)須賀廼家千之助がおらんかて
やれるてことを→
意地でも客に見せなあかん。
(漆原)うっ!えっ! 突然 何!?
腰… やってもた。
(一同)ええ~!えっ…。
どないします!? 女形の代わりなんて

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