問題となっていました。
≫こちらは
板橋区にある診療所です。
通常の診療所とは別に
物置にテントを設置。
独自の発熱外来を作りました。
≫例年なら明日から休診ですが東京都の要請を受け
仮設テントでの診療を
決めました。
発熱などの症状がある患者から
事前に電話を受け
必要だと判断すれば
このテントで
診療を行うそうです。
≫この1年、教育現場も試行錯誤を重ねてきました。
≫例年、みんなで行う調理実習も
密を避けるため
3分の1ずつ順番で行うよう
変えました。
≫一斉休校など
コロナに翻弄された教育現場。
感染対策と教育のはざまで
揺れる1年が終わりました。
小松≫さて、ここからは
変異種につきまして
グローバルヘルスケアクリニック
水野泰孝院長にお話を伺います。
水野さん
よろしくお願いします。
水野さんは羽田空港で検疫業務を
経験されています。
この変異種、イギリスでは
感染者の60%以上が
この変異種に感染していると
いわれていますが
日本国内での感染判明は
これまで8人です。
右下のピンク色のところに
注目しますが
この50代の
東京都在住の女性というのは
13日、イギリスから帰国し
抗原検査を受けます。陰性でした。
宿泊施設で待機をします。
隔離の意味で待機していたんですが
その後、体調不良を訴えて
医療機関を受診し
検査をしたところ陽性だったと。
更に昨日、それが変異種であることが分かったと。
断定できませんが
恐らくイギリスで
変異種にかかって日本国内に
入ってきたということを
考えますと、いったんは空港検疫
空港の検査で
陰性になっているわけですから
いわば、すり抜けて
国内に入ってきたということも
仮定できます。
そのうえで
空港検疫の経験もある水野先生
検疫の難しさは、どんなところに
あるんでしょうか。
水野≫やはり感染症
特に長い潜伏期間の
感染症に関しましては
どうしても、その場で検査で引っかけることは
非常に難しいです。
検疫感染症は多くは熱帯感染症で
マラリアやデング熱などが
あるんですが
潜伏期間は1週間くらいあるので
その時に
症状がなければ
すり抜けてしまうことは
よくあることです。
大事なのは
検疫で検査がひっかからなくても
そのあと一定期間
健康監視をすることが
非常に大事になります。
小松≫この方は、要請どおり
陰性ながらも待機をしていた結果
いわば市中にウイルスを
まき散らすようなことには
至らないという
慎重に行動なさっていたことが功を奏しているわけですが
この水際対策は
今日から変わっていますね。
林≫一部の国や地域を除いて
全世界の外国人の入国を
拒否するなど、水際対策を
更に強化していくんですが
ただ、ここまでしても
変異種を完全に防ぐというのは
やはり難しいということに
なりますか?
水野≫今は基本的には
EU諸国やイギリスなど
変異種が確認されているところ