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2021/01/01(金) 04:30〜05:00 美の壺・選「新年を彩る お正月飾り」[字]

松飾りは玄関だけでなく床の間にも飾られます。
松という樹木は 大木になり
しかも長寿ですので→
これが 神様が宿るのにふさわしい木
神の依り代として選ばれました。
で その松を門に打ちつけたのが
門松のルーツ。
家の中に飾ったのが
生け花のルーツということなんですよね。
お正月を迎えるための
松を使った床の間の飾り。
荒々しく 躍動感あふれる松の幹。
長く鋭く張り詰めた 松葉。
その緑に 赤を対比させ→
さらに かれんな蘭で松をもり立てます。
全てが一体となって
松の存在感を引き立てるのです。
(笹岡)この1年も
さまざまなご縁に恵まれて→
来年も同じように頑張りなさい
というふうに→
松が語りかけて
くれてるような気も致します。
凛とした松を飾ることで
新年を迎える。
今日 二つ目の壺は
居ずまいを正し「神を待つ」。
茨城県神栖市波崎。
松の生産量日本一を誇ります。
太平洋に突き出した波崎は


利根川の河口に位置する砂地です。
松は 水はけの良い砂地で
あえて栄養を少なく育てることで→
均斉の取れた美しい形に育ちます。
収穫された松は 工場で形を整えた上で→
葉の数 長さ 太さなど
25等級に分けられます。
松農家3代目の
溝口洋一さんです。
松の葉の
これが短くて なおかつ力強い。
生命力を感じられるところの 一番の
この産地のアピールポイントですかね。
お正月を迎える めでるに
ふさわしい 美しさ 青さ。
そういったものを持ってるのは
私どもの特徴かなと。
中でも とっておきの松があると
溝口さんが案内してくれました。
これ…
不思議な畑ですね。
とぐろを巻いた
蛇のようなものが一面に…。
クルクルと巻いた この木も
正月飾りに使われる松なんです。
戦後まもなく考案された この松は
話題を呼び→
瞬く間に全国に広まりました。
作っているのは86才の 野中 菊さんです。
これ やっぱし 同じ品物では


ちょっと面白くないから→
曲げてみようかなと思ってね。
松が若く しなやかなうちに温めて ゆっくりと曲げるのがポイント。
お菊さんにしかできない
技だといいます。
こん中で? 一等賞。
ここらへんかな。 これこれ。
これやな。 これこれ。 ね。
この葉の出来とね枝っぷりとね 太さだね。
今年はとっても
まぁ 自分の好みにいったほうですね。
極限にまで減らされた枝葉。
枝が描く円の中に1つ伸びた枝先に1つ→
葉が美しく見えるよう
計算されています。
まるい結び目には
松の生命力がみなぎるかのような緊張感。
開いた扇のような葉には→
その力を天に向けて放つかのような勢いが。
蛇のウロコのような木肌も
神々しいですね。
ご縁が結ばれますように。
結んだ枝に願いを託します。
やっぱし この
自分の子どものように育てて→
松飾りしてもらうことが一番幸せですね。
松飾りに秘められた底知れぬ力。
そこには 独創的な演出で
絶えず新風を吹き込もうとする→
職人たちの情熱がありました。

え… え? ひょっとして草刈さん!?
え~…?
マシマシ[外:52DBD05064AA20BB7A690DC00AFC79CA] 食べ過ぎたようですね。
そうですねぇ。
あっ 今度は ワカワカ[外:52DBD05064AA20BB7A690DC00AFC79CA]!
おいしそうですねぇ。 いただきます。
日本らしい季節のしつらえを教えている山本三千子さんです。
日本の飾り物には
福を呼ぶ・邪気を払うなど→
一つ一つ 意味があるといいます。

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ikatako117

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