鶏小屋だわ
これだけ　当たりましたね
ふふふふっ
（捜索隊）本当だ　すごい
お母さん　これ　じゃあ[外:5D01E6804B9AAEC0C276F77306888C54]
（捜索隊）お母さん[外:5D01E6804B9AAEC0C276F77306888C54]
（捜索隊）猫　いるんですか？猫もおるの
ははははっ
（捜索隊）ははははっ
＜そんな幸惠さんの暮らしぶりを
聞いていると
静岡から帰省していた
長女夫婦のご主人　喜太郎さんが
何やら　長い棒を手に畑のほうへ＞
（喜太郎）柚子の　あれですね
あっ　柚子
うん
やっぱり
高知の　この地域ですからね
＜畑の脇に柚子の木があり
柚子の実が大きく実ったので採りにきたのだ＞
（捜索隊）うわ　本当だ
＜そこで役に立つのが先に鉄のフックが付いた
この長い竹の棒＞
（捜索隊）ははははっ
＜長く鋭いトゲが危険な柚子＞
＜高い枝になった実は
棒の先端のフックを引っかけて
落とすのだ＞
大変だよね　静岡から車で来て


この面倒も見んだからね
＜その柚子を　幸惠さんが
車庫で待ち構えていた＞
（捜索隊）柚子を搾る機械ですか？
そうそう　そうそう
（捜索隊）はあー
（宮内）そうそう包丁が入っとるけんね
手作りですか？　あれ
＜これで　実際に柚子を搾ってみると…＞
（捜索隊）ははははっ
なるほど　なるほど
割って押す　割って押すなのね

＜幸惠さんが知り合いの大工さんに頼んで作ってもらった
特製の柚子搾り機＞
ああーなかなか　ぜいたくな
そうですね
（捜索隊）ああー
（喜太郎）スッとやって
スッと上げる
（捜索隊）その汁
純粋な搾り汁ってことですね
（捜索隊）うわー
すごい　すごい　すごい
（宮内）ここへ入れて
（捜索隊）はいはい
（宮内）これは　あの…
（捜索隊）ジュース？
（捜索隊）へえー
（捜索隊）ははははっ
（捜索隊）寿司でも？

（捜索隊）あっ　そうなんですか
＜高知県の山間部で
よく食べられている田舎寿司＞
＜米酢の代わりに
柚子の搾り汁を使い
具材も魚介ではなく
みょうがや椎茸やタケノコなど
山の幸を握って食べるそうだ＞
おいしそうだな
＜搾ったあとの皮にも
使い道があるそうで＞
＜ちょうど　柚子の皮で
作っているものがあるというので見せてもらった＞
（捜索隊）柚子味噌を
（捜索隊）めちゃめちゃいい香りしますね
（宮内）こんなにして
（捜索隊）へえー
（捜索隊）４日？　へえー
（宮内）うん
すごい量　作ってましたね
うん
ひと口が多いな
ははははっ
完全な夕飯だね　１人
＜８８歳というお年ながらあっちへ　こっちへと
とにかく　よく動き回る幸惠さん＞
＜今度は　マキを抱えて竈小屋へ＞
＜ここも　今は亡き長男　康雄さんが
建ててくれたそうだ＞
＜ここで　毎年　この時期

作っているものがあるという＞
＜それは…＞
（捜索隊）ははははっ
＜大工をしていた亡き長男
康雄さんが建ててくれた[外:5D01E6804B9AAEC0C276F77306888C54]
＜ここで　毎年　１１月になると
幸惠さんが作っているもの…＞
（捜索隊）はははっ　えっ？
こんにゃくああー
（宮内）こんにゃく