(水音)
(笛子)冬吾! 冬吾!
冬吾! 冬吾!
♪♪~
(杏子)お姉ちゃん!冬吾さんの容体は!?
杏ちゃん… 今 手当てしとるとこ。
最悪の場合も 考えてくれって。
♪♪~
冬吾! 冬吾!
先生… この人 助かるんですか!?
答えて下さい!
最善は尽くします。
冬吾! 冬吾!
お姉ちゃん!
冬吾!
冬吾さん…。
冬吾さん。
また逃げるの?
駄目だよ 逃げちゃ。
そうやって すぐ楽になろうと
するんだから 冬吾さんは。
冬吾さんは ここに おって。
笛姉ちゃんや加寿ちゃんや亨ちゃんの そばに→
ずっと ずっと おってあげて。
冬吾さんが おらんくなったら→
お姉ちゃんは
寂しがって 死んじゃうよ。
冬吾。
♪♪~
笛子。
冬吾…。
よかった 冬吾!
(泣き声)
夢 見てたんだな。
♪♪~
夢?
真っ暗な川を 泳いで渡ってたら→
目の前に お前と亨と加寿子の顔が
浮かんできてさ。
振り払っても 振り払っても
消えねえのさ。
「冬吾! 冬吾!」って
お前の声が うるさくてな。
うるせえなあ お前は。
♪♪~
バカ!
♪♪~
♪♪~
どうした? 眠れんのか?
何でもない。
ねえ 達彦さん。
命って どこから来ると思う?
うん?
私はね 空から来るような気がして
ならんの。
空から?
うん。
太陽や月や星が
輝いている所から。
♪♪~
2021/01/06(水) 16:35〜16:50
NHK総合1・東京
【連続テレビ小説】純情きらり(153)「いのち、輝いて」[解][字]
昭和初期から戦中戦後、愛知県岡崎と東京を舞台に、有森桜子が時代に翻弄されながらも音楽への情熱を絶やさず生きる姿を描く。2006年放送の連続テレビ小説。
詳細情報
番組内容
昭和22年暮れ。冬吾(西島秀俊)やヤスジ(相島一之)らは、岡崎で絵の展覧会を開催する。桜子(宮�アあおい)はその展覧会を見に行くのを楽しみにするが、達彦(福士誠治)は医師(平田満)から「外出はこれが最後になるかもしれない」と言われる。そんな折、冬吾が酔って川に落ち、意識不明の重体に。桜子は夢の中でさまよう冬吾の霊に会い、家族のもとへ戻るよう促す。やがて、冬吾は意識を取り戻す。
出演者
【出演】宮�アあおい,寺島しのぶ,西島秀俊,井川遥,室井滋,福士誠治,松澤傑,相島一之,高橋和也,平田満,【語り】竹下景子
原作・脚本
【脚本】浅野妙子,【原案】津島佑子
音楽
【音楽】大島ミチル
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ